己を枉げる
ことわざ「己を枉げる」の意味・読み方・異形などを解説します。
己を枉げる
おのれをまげる
| 言葉 | 己を枉げる |
|---|---|
| 読み方 | おのれをまげる |
| 意味 | 自分が正しいと信じる考えや生き方を、みずから曲げること。中でも、地位や利益などを得ようとして、本来守るべき信念を手放す態度を指す。
「枉げる」は、まっすぐなものを、ねじって曲げる意。 孟子が、自分を曲げてしまう者が他人をまっすぐに正したという話は聞いたことがない、と語った一節から。 言い方は違うが、「節を曲げる」も近い意味を表す。 |
| 例文 | 上役の機嫌を取るために己を枉げるくらいなら、昇進などしなくてかまわない。 |
| 出典 | 『孟子』万章上 |
| 異形 | 己を枉ぐ(おのれをまぐ) |
| 場面 | 前言をひるがえす / 目先の利益にとらわれる |
| 使用漢字 | 己 / 枉 |
「己」を含むことわざ
- 己が田へ水を引く(おのがたへみずをひく)
- 己達せんと欲して人を達せしむ(おのれたっせんとほっしてひとをたっせしむ)
- 己に克ち、礼に復る(おのれにかち、れいにかえる)
- 己に如かざる者を友とするなかれ(おのれにしかざるものをともとするなかれ)
- 己の欲する所を人に施せ(おのれのほっするところをひとにほどこせ)
- 己の欲せざる所は人に施すこと勿れ(おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ)
- 己を責めて人を責めるな(おのれをせめてひとをせめるな)
- 己を虚しゅうす(おのれをむなしゅうす)
- 己を以て人を量る(おのれをもってひとをはかる)
- 女は己を説ぶ者のために容づくる(おんなはおのれをよろこぶもののためにかたちづくる)
「枉」を含むことわざ
- 枉駕(おうが)
- 己を枉げる(おのれをまげる)
- 駕を枉げる(がをまげる)
- 尺を枉げて尋を直くす(しゃくをまげてじんをなおくす)
