五倫(ごりん)
儒教(孔子の教えをもとにした中国の教え)で、人と人とのつきあいの中でも特に大切だとされる五つの間がらと、それぞれの間がらで守るべき道。
五つとは、親と子は互いに親しみ合う(父子の親)、主君と家来は正しい道で結ばれる(君臣の義)、夫と妻はそれぞれの役目をわきまえる(夫婦の別)、年上と年下の間には順序がある(長幼の序)、友だちどうしは信じ合う(朋友の信)こと。『孟子』に、昔の聖人が人々に教えさせた人の道として、この五つが出てくる。
「五教」とも呼ばれる。「五常」と呼ぶ例もあるが、「五常」はふつう仁・義・礼・智・信の五つの徳を指す。五倫と五常をひとまとめにした言葉に、四字熟語の[[五倫五常*https://yoji.jitenon.jp/yojii/4470]]もある。