最大多数の最大幸福(さいだいたすうのさいだいこうふく)
社会の中で、なるべくたくさんの人が、なるべく大きな幸せを手にできる状態をめざすことこそが正しい、とする考え方。この考え方では、法律や政治の進め方のよしあしを、それで幸せになる人の数と、その幸せの大きさを物差しにして判断する。
十八世紀から十九世紀にかけてイギリスで活躍した、法学者で哲学者でもあったベンサムが、自分の唱えた「功利主義」の柱に据えたことで、この言葉が世に広まった。もとはベンサムより前の思想家の書物にも見える言い回しで、ベンサムはそこから学んだとみられる。英語の「the greatest happiness of the greatest number」を日本語に置きかえた言葉。
「功利主義」とは、ある行いや決まりのよしあしを、人々の役に立ち、幸せを増やすかどうかで決めようとする立場のこと。