「逃」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 15 件
「逃」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
身近なことや手元の物事をおろそかにしていると、思いがけず失うことのたとえ。 足もとにいる鳥ならいつでも捕まえられると油断しているうちに、逃げられてしまうという意から。
犬の逃げ吠え(いぬのにげぼえ)
けんかや言い争いに負けた者が、その場から引き下がりながらも、口だけは負けまいとして言い返し、強がりを並べること。 気の小さい犬は、相手から逃げて走り去りながらも、なおワンワンとほえ立てる。その犬の姿を人の態度にたとえた。 面と向かわず陰で強がる「[[犬の遠吠え*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1848.php]]」とは、負けて去っていくまさにその時に口答えをする点が違う。負けたのに平気なふりをして強がる「[[引かれ者の小唄*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4122.php]]」は、近い意味の言葉。
虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)
次から次へと災難にあうことのたとえ。 虎に食われる危険から逃れたら、今度は竜の住む穴に入り込んでしまうことから。
虎口を逃れる(ここうをのがれる)
危険がすぐそこまで迫っていた所から、かろうじて逃げのびること。 「虎口」は虎の口のことで、とても危ない所や立場のたとえ。 『史記』(漢の時代に中国でできた歴史書)には、秦の皇帝の前で反乱を「ただの盗賊」と言いつくろって皇帝の怒りを避けた学者の叔孫通が、「危うく虎の口から逃げそこなうところだった」と言い、そのあとすぐ姿をくらましたと記してある。 意味の同じ言葉に[[虎口を脱する*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2475.php]]がある。また、[[虎口を逃れて竜穴に入る*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2476.php]]は、危ない目を逃れたと思ったら、またすぐ次の災いにぶつかることをいう。
小鳥を捕らえて大鳥を逃がす(ことりをとらえておおとりをにがす)
目先の小さな獲物に手をとられて、本命の大きな獲物のほうを逃してしまうこと。 ささいな用にかまけて肝心のところを取りこぼすことにいう。
三十六計逃げるに如かず(さんじゅうろっけいにげるにしかず)
様々な計略があるが、困ったときは逃げるのが最良の策だということ。 「三十六計」は、古代中国の兵法で使われた三十六種類のはかりごと。 三十六種類の計略のうち、逃げるという計略に及ぶものはないとの意から。
地震の時は竹薮に逃げろ(じしんのときはたけやぶににげろ)
地震の時は竹やぶが避難場所としてすぐれているということ。竹は根を広く張っているため地割れが少なく、竹は倒れにくく、もし倒れても軽いため怪我が少ないことなど、経験からいわれている言葉。
逃がした魚は大きい(にがしたさかなはおおきい)
手に入れそこなったものは惜しさが加わって、特にすぐれたもののように感じられるというたとえ。「魚」は「うお」とも読む。 「逃した魚は大きい」「逃げた魚は大きい」「釣り落とした魚は大きい」ともいう。
二月は逃げて走る(にがつはにげてはしる)
正月が終わったと思っていると、二月もあっという間に終わり、すぐに三月がやってくる。二月は、まるで走って逃げるかのように早く過ぎ去るように感じるということ。 「二月」と「逃げる」の「に」を掛けて言ったもの。 「二月は逃げて去る」ともいう。
逃ぐるが一の手(にぐるがいちのて)
困難に直面したら、とりあえず逃げて身の安全をはかるのが上策だということ。また、面倒なことは避けるのが一番いい方法だということ。
逃げ腰になる(にげごしになる)
責任や負担を回避しようとするような態度をとること。 また、すぐにでも逃げ出しそうな態度をとること。
逃げも隠れもしない(にげもかくれもしない)
責任や追及から逃げず、堂々とその事に当たる様子。
逃げるが勝ち(にげるがかち)
場合によっては、その場は逃げるほうが結局は勝利を得られるということ。
逃げを打つ(にげをうつ)
逃げるための支度をすること。責任を負わされないよう事前に策を講じておくこと。
裸足で逃げる(はだしでにげる)
本職の者が勝ち目なしと見て、身なりを構う余裕もなく退散する。それほど抜きん出た腕前であることを、退く側のあわてぶりのほうから言い表す。
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