「医者」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 23 件
「医者」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全23件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
生死の境にいるような重病人のこと。生きているうちは医者が金を取り、死んでしまえば僧侶が金を取るということから。また、所詮あの世に金は持っていけないと守銭奴を皮肉ることば。
医者寒からず儒者寒し(いしゃさむからずじゅしゃさむし)
医者はおおむね裕福で、学者はたいてい貧乏だということ。「儒者」は学者、「寒し」は貧しい意。
医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
物事はうまく行うためには相手を信用しなければならないというたとえ。 どんな名医でも、患者が信頼して従わなければ病気を治すことは出来ないとの意から。
医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
医者は経験を積んだ年寄りのほうが信頼できるし、味噌は年月が経ったもののほうがおいしいということ。
医者の薬も匙加減(いしゃのくすりもさじかげん)
何事も加減が大事だというたとえ。 医者がどんなに良い薬を使っても、分量が適切でなければ効き目がないということ。
医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
たとえ専門分野のことでも、自分のことになると適切な処理ができないということ。 医者は他人の病気は治せても、自分の病気は適切な処置ができないとの意から。
医者の只今(いしゃのただいま)
口約束ばかりで、いつまでも実現しない返事のたとえ。 往診を乞われた医者がすぐ行くと答えながら、いつまでも腰を上げないことから。
医者の不養生(いしゃのふようじょう)
口では立派なことを言いながら、自分では実行していないことのたとえ。患者に養生を勧める医者が自分の健康に注意しない意から。
医者よ自らを癒せ(いしゃよみずからをいやせ)
人を諭す者は、まず我が身を正すのが先だ。 他人の病を治す医者こそ、先に自分の病を治せ、の意。
医は仁術(いはじんじゅつ)
医術は病気を治すことによって、相手に仁徳を施す術でもあるということ。
薬師は人を殺せど薬人を殺さず(くすしはひとをころせどくすりひとをころさず)
災いを招くのは物の側ではない。それを扱う側の腕である。同じ一服が命を救いもし縮めもするのは、匙を持つ人の見立て一つで決まる。 「薬師」は医者の古い呼び名。
匙の先より口の先(さじのさきよりくちのさき)
薬の調合の匙加減より、患者の機嫌取りばかり上手なやぶ医者を皮肉っていう言葉。
匙を投げる(さじをなげる)
医者が、治る見込みがないと病人を見放すこと。また、成功の見込みが立たずあきらめること。医者が薬を調合するさじを投げ出す意から。
葬礼帰りの医者話(そうれいがえりのいしゃばなし)
言ってもどうにもならない愚痴を言うたとえ。また、手遅れで間に合わないことのたとえ。葬式からの帰り道に、医者のよしあしなどを話すということから。
橙が赤くなれば医者の顔が青くなる(だいだいがあかくなればいしゃのかおがあおくなる)
橙が色づく秋頃は過ごしやすく病人も少なくなり、仕事が減った医者の顔が青くなるということ。
枇杷が黄色くなると医者が忙しくなる(びわがきいろくなるといしゃがいそがしくなる)
実が熟れて黄を帯びる時分は、体を壊す者が増えて診療所が立て込む。暑さが人の身にこたえる季節を、庭先の色で言い当てた。
坊主捨て置け医者大事(ぼうずすておけいしゃだいじ)
急病の時は、急いで医者を呼ぶのが大事だということ。
三度肘を折って良医となる(みたびひじをおってりょういとなる)
身をもって痛い目に遭った者だけが、他人の痛みの扱い方を覚える。腕も人柄も、読んだり聞いたりでは仕上がらない。 自分の肱ではなく、他人の肱を何度も折ってようやく良医になるという読み方もある。
脈を取る(みゃくをとる)
患者を診察すること。
藪医者の玄関(やぶいしゃのげんかん)
腕の立たない医者にかぎって、患者の目が最初に触れる玄関ばかりを立派にこしらえる。 中身で信を得られない者は、まず外まわりの構えで取りつくろおうとするということ。
藪医者の手柄話(やぶいしゃのてがらばなし)
腕のほうが物を言わない医者ほど、口では過ぎた日の手柄を並べたてる。 中身の足りなさを言葉で埋め合わせようとするさまをいう。
藪医者の病人選び(やぶいしゃのびょうにんえらび)
確かな腕を持たない者ほど、引き受ける相手や仕事をより分けたがるということ。 見立てのおぼつかない医者が、手に負えそうな患者ばかりを選んで診るとの意から。 「藪薬師の病人選び」ともいう。
病治りて薬師忘る(やまいなおりてくすしわする)
苦しい時が過ぎて楽になると、助けてもらった恩を忘れてしまうということ。 「薬師」は、医者。 病気が治ると世話になった医者のこともすっかり忘れてしまうとの意から。
