「尻」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 41 件
「尻」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全41件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
両方うまくはいかないということ。頭を押さえれば尻が持ち上がるように、一方がうまくいけば、もう片方がうまくいかなくなるということから。
頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
悪事や欠点の一部を隠して、全部を隠したつもりでいる者をあざけっていう言葉。雉(きじ)が草むらに頭を突っ込み隠れたつもりでも、尾が見えていることから。
頭でっかち尻つぼみ(あたまでっかちしりつぼみ)
最初は威勢よく、だんだん勢いがなくなり、最後はだらしなくなること。
軽い返事に重い尻(かるいへんじにおもいしり)
簡単に引き受けて、なかなか実行しないことのたとえ。 返事はすぐにしても、なかなか尻を上げないとの意から。
酒買って尻切られる(さけかってしりきられる)
好意でしたことを仇で返されるたとえ。酒を奢った相手に尻を切られるような目に遭わされるということから。
猿の尻笑い(さるのしりわらい)
自分の欠点に気づかず、他人の欠点を嘲笑することのたとえ。 猿が自分の尻が赤いことに気付かずに、他の猿の尻を見て笑うことから。
三十の尻括り(さんじゅうのしりくくり)
三十歳にもなると、後始末すべき事柄もきちんとまとめて、堅実な生活をするようになるということ。
尻馬に乗る(しりうまにのる)
よく確かめもしないまま、人の言い出したことにそのまま付いていく。 自分で考えたわけではなく、場の勢いに引かれて一緒に騒ぎ立てる。
尻から抜ける(しりからぬける)
見たり聞いたりしたことをすぐに忘れること。
尻が青い(しりがあおい)
経験が乏しく、一人前ではないこと。未熟であること。 幼児の尻に青い痣があることから。
尻が暖まる(しりがあたたまる)
長い期間同じ場所にいて慣れること。 または、同じ所に長く勤めて落ち着くこと。
尻が重い(しりがおもい)
面倒に思って行動に移せないこと。または、動作が鈍いこと。 「腰が重い」ともいう。
尻が軽い(しりがかるい)
慎重さが足りない行動をする様子。軽率な様子。または、女性が浮気なこと。
尻が来る(しりがくる)
自分がしたのでもない事の後片づけが、こちらへ回ってくる。 文句や責めを引き受ける役に、いつの間にか押し出されている場合にいう。
尻がこそばゆい(しりがこそばゆい)
分に過ぎた持ち上げ方をされて、その席にじっと座っていられない心持ち。 不釣り合いな場へ引き出されたときの、そわそわした感じもさす。
尻が据わらない(しりがすわらない)
同じ場所に腰を落ち着けて、一つの事を続けていられない。 あちこちへ移りたがり、どこにも長くとどまらない。 打ち消さずに「尻が据わる」といえば逆に、一所に身を置いたまま事に向かう意になるが、使うのはもっぱら打ち消しの形。
尻が長い(しりがながい)
他人の家を訪れて話し込んでなかなか帰らないこと。 「長尻」や「長っ尻」ともいう。
尻が割れる(しりがわれる)
伏せてあった不都合が、外から見て取れるところまで出てしまう。 繕いきれずに中身がのぞいた折にいう。
尻切れ蜻蛉(しりきれとんぼ)
話や仕事が半ばで断ち切られ、締めくくりのないまま放り出された状態。 何ひとつ仕上げきれない人を当てこすっていう場合もある。
尻毛を抜く(しりげをぬく)
油断している時に、不意に物事を行って驚かせること。
尻に敷く(しりにしく)
相手より上に立ち、こちらの意向どおりに動かす。とくに妻が夫に対していう。
尻に火が付く(しりにひがつく)
期限が目前に迫り、腰を落ち着けていられない切迫したようす。
尻に帆を掛ける(しりにほをかける)
見つかったが最後、あとも見ずに走り去る。 取るものも取りあえず姿を消す。
尻拭いをする(しりぬぐいをする)
他人の失敗や不始末などの後始末をすること。 「尻を拭う」ともいう。
尻の穴が小さい(しりのあながちいさい)
心が狭いこと。度量が狭いこと。 「尻」は「けつ」とも読む。
尻の毛まで抜かれる(しりのけまでぬかれる)
利用されて全て騙し取られること。
尻の持って行き場がない(しりのもっていきばがない)
不平や不満、苦情などを訴える所がないこと。
尻餅をつく(しりもちをつく)
後向きに倒れて地面に尻を打つこと。
尻を上げる(しりをあげる)
座っている所から立ち上がること。 または、訪ねている所から帰ろうとすること。
尻を押す(しりをおす)
後ろから手助けすること。または、ある行動をするように仕向けること。けしかけること。 「尻押しをする」ともいう。
尻を落ち着ける(しりをおちつける)
訪問先などに長く留まること。 または、転職や転居などを繰り返していた人が一つの所に長く留まること。
尻を絡げる(しりをからげる)
着物の後ろ側の裾をまくり上げ、裾の端の部分を帯に挟むこと。
尻を据える(しりをすえる)
一つの場所に腰を下ろして、長くとどまること。 じっくり事に当たるために動かずにいる場合にも、いつまでも去らずにいる場合にもいう。 人の構えをいう「腰が据わる」に対して、こちらは場所にとどまる動作をいう。
尻を叩く(しりをたたく)
物事を行うように励ましたり、促したりすること。
尻をはしょる(しりをはしょる)
話や文章などの終わりの部分を簡単にすること。
尻を捲る(しりをまくる)
穏やかな態度から急に喧嘩腰な態度を取ること。居直ること。 素行の悪い人が着物の裾をまくって座り込む様子から。 「尻」は「けつ」とも読む。
尻を持ち込む(しりをもちこむ)
面倒な物事の後始末や責任を取るように要求すること。
亭主を尻に敷く(ていしゅをしりにしく)
妻が夫を立てず、家のことを自分の一存で決めてしまう。
灯明で尻を焙る(とうみょうでしりをあぶる)
やり方を誤ったために、まったく効果があがらないことのたとえ。「灯明」は、神仏に供えるともしびのこと。灯明のような弱い火で尻をあぶっても暖まることは出来ない意から。
屁を放って尻窄める(へをひってしりすぼめる)
やってしまったあとで、体裁だけ整えにかかる。 もう戻せない段まで来てから小手先で繕おうとする、間の悪さをいう。
喜んで尻餅をつく(よろこんでしりもちをつく)
物事が成功して有頂天になり、失敗を招いてしまうことのたとえ。
