得難きは時、逢い難きは友
ことわざ「得難きは時、逢い難きは友」の意味・読み方・異形などを解説します。
得難きは時、逢い難きは友
えがたきはとき、あいがたきはとも
| 言葉 | 得難きは時、逢い難きは友 |
|---|---|
| 読み方 | えがたきはとき、あいがたきはとも |
| 意味 | よい機会はめったにつかめず、よい友にもそうたやすくは出会えない。手に入りにくいものとして、時と友の二つを並べた言葉。「時」は、事をなすのに向いたころあいのこと。
能の「西行桜」で、歌人西行の住まいの庭にある老いた桜の精が、明け方の鐘の音を聞き、夜の遊びが終わるのを名残惜しく思いながら語る言葉から。 友にはふれず、時の得がたさと失いやすさを説く言葉に、時は得難くして失い易しがある。 |
| 例文 | 得難きは時、逢い難きは友というから、ようやく巡ってきた出場の機会も、そこで知り合えた仲間も大切にしたい。 |
| 出典 | 謡曲「西行桜」 |
| 異形 | 得難きは時、会い難きは友(えがたきはとき、あいがたきはとも) |
| 場面 | 友人 / 機会 |
| 使用漢字 | 得 / 難 / 時 / 逢 / 友 / 会 |
「得」を含むことわざ
- 言い得て妙(いいえてみょう)
- 一文の得にもならない(いちもんのとくにもならない)
- 魚の水を得たよう(うおのみずをえたよう)
- 魚の水を得たるが如し(うおのみずをえたるがごとし)
- 魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする)
- 馬を得て鞭を失う(うまをえてむちをうしなう)
- 得体が知れない(えたいがしれない)
- 得たり賢し(えたりかしこし)
- 得手勝手は向こうには効かない(えてかってはむこうにはきかない)
- 得手に鼻つく(えてにはなつく)
「難」を含むことわざ
- 言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)
- 一日再び晨なり難し(いちじつふたたびあしたなりがたし)
- 一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)
- 色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
- 曰く言い難し(いわくいいがたし)
- 謂われを聞けば有難や(いわれをきけばありがたや)
- 縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)
- 難きを先にし、獲るを後にす(かたきをさきにし、うるをのちにす)
- 嚙み合う犬は呼び難し(かみあういぬはよびがたし)
- 艱難、汝を玉にす(かんなん、なんじをたまにす)
「時」を含むことわざ
- 挨拶は時の氏神(あいさつはときのうじがみ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- ある時は米の飯(あるときはこめのめし)
- ある時払いの催促なし(あるときばらいのさいそくなし)
- いざという時(いざというとき)
- 何時にない(いつにない)
- 今を時めく(いまをときめく)
- 飢えたる時は食を択ばず(うえたるときはしょくをえらばず)
「逢」を含むことわざ
- 逢い戻りは鴨の味(あいもどりはかものあじ)
- 逢うは別れの始め(あうはわかれのはじめ)
- 逢えば五厘の損がいく(あえばごりんのそんがいく)
- 逢うた時に笠を脱げ(おうたときにかさをぬげ)
- 海月の骨に逢う(くらげのほねにあう)
- 千里の馬も伯楽に逢わず(せんりのうまもはくらくにあわず)
- 土仏の夕立に逢ったよう(つちぼとけのゆうだちにあったよう)
「友」を含むことわざ
- 悪人には友多し(あくにんにはともおおし)
- 悪人の友を捨てて善人の敵を招け(あくにんのともをすててぜんにんのかたきをまねけ)
- 益者三友損者三友(えきしゃさんゆうそんしゃさんゆう)
- 己に如かざる者を友とするなかれ(おのれにしかざるものをともとするなかれ)
- 親ずれより友ずれ(おやずれよりともずれ)
- 金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)
- 昨日の敵は今日の友(きのうのてきはきょうのとも)
- 昨日の友は今日の敵(きのうのともはきょうのてき)
- 心腹の友(しんぷくのとも)
- 善悪は友による(ぜんあくはともによる)
