金を貸せば友を失うとは
金を貸せば友を失う
かねをかせばともをうしなう
言葉 | 金を貸せば友を失う |
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読み方 | かねをかせばともをうしなう |
意味 | 金の貸し借りには問題が起こりやすく、親しい友人同士でも金の貸し借りはするべきではないという戒め。 |
異形 | 金を貸したのが円の切れ目(かねをかしたのがえんのきれめ) |
類句 | 金の貸し借り不和の基(かねのかしかりふわのもと) |
使用語彙 | 友 / 失う / 貸し |
使用漢字 | 金 / 貸 / 友 / 失 / 円 / 切 / 目 |
「金」を含むことわざ
- 愛想づかしも金から起きる(あいそづかしもかねからおきる)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 価千金(あたいせんきん)
- 値千金(あたいせんきん)
- 阿弥陀の光も金次第(あみだのひかりもかねしだい)
- 有り金をはたく(ありがねをはたく)
- ありそうでないのが金(ありそうでないのがかね)
- 石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- いつまでもあると思うな親と金(いつまでもあるとおもうなおやとかね)
- 色男、金と力はなかりけり(いろおとこ、かねとちからはなかりけり)
- 鬼に金棒(おににかなぼう)
- 親子の仲でも金銭は他人(おやこのなかでもきんせんはたにん)
- 家書万金に抵る(かしょばんきんにあたる)
- 敵の前より借金の前(かたきのまえよりしゃっきんのまえ)
- 金釘流(かなくぎりゅう)
- 金鎖も引けば切れる(かなぐさりもひけばきれる)
- 金轡を嵌める(かなぐつわをはめる)
- 金縛りにあう(かなしばりにあう)
- 金縛りにあったよう(かなしばりにあったよう)
- 金槌の川流れ(かなづちのかわながれ)
- 金棒引き(かなぼうひき)
- 金棒引き(かなぼうひき)
- 金棒を引く(かなぼうをひく)
- 金請けするとも人請けするな(かねうけするともひとうけするな)
- 金があれば馬鹿も旦那(かねがあればばかもだんな)
- 金が言わせる旦那(かねがいわせるだんな)
- 金が唸る(かねがうなる)
- 金が敵(かねがかたき)
- 金が金を儲ける(かねがかねをもうける)
「貸」を含むことわざ
- 馬持たずに馬貸すな(うまもたずにうまかすな)
- 顔を貸す(かおをかす)
- 傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ(かさとちょうちんはもどらぬつもりでかせ)
- 貸し借りは他人(かしかりはたにん)
- 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる(かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる)
- 肩を貸す(かたをかす)
- 金の貸し借りは不和の基(かねのかしかりはふわのもと)
- 金の貸し借り不和の基(かねのかしかりふわのもと)
- 借りて借り得、貸して貸し損(かりてかりどく、かしてかしぞん)
- 力を貸す(ちからをかす)
- 手を貸す(てをかす)
- 鉈を貸して山を伐られる(なたをかしてやまをきられる)
- 某より金貸し(なにがしよりかねかし)
- 女房は貸すとも擂り粉木は貸すな(にょうぼうはかすともすりこぎはかすな)
- 軒を貸して母屋を取られる(のきをかしておもやをとられる)
- 庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる)
- 耳を貸す(みみをかす)
「友」を含むことわざ
- 己に如かざる者を友とするなかれ(おのれにしかざるものをともとするなかれ)
- 親ずれより友ずれ(おやずれよりともずれ)
- 昨日の友は今日の仇(きのうのともはきょうのあだ)
- 昨日の友は今日の敵(きのうのともはきょうのてき)
- 心腹の友(しんぷくのとも)
- 善悪は友による(ぜんあくはともによる)
- 善悪は友を見よ(ぜんあくはともをみよ)
- 善を責むるは朋友の道なり(ぜんをせむるはほうゆうのみちなり)
- その子を知らざればその友を視よ(そのこをしらざればそのともをみよ)
- 竹馬の友(ちくばのとも)
- 友と酒は古いほどいい(ともとさけはふるいほどいい)
- 似たるを友(にたるをとも)
- 似るを友(にるをとも)
- 花の下の半日の客、月の前の一夜の友(はなのもとのはんじつのかく、つきのまえのいちやのとも)
- 莫逆の友(ばくぎゃくのとも)
- 人は善悪の友による(ひとはぜんあくのともによる)
- 古い友達と古い葡萄酒に勝るものなし(ふるいともだちとふるいぶどうしゅにまさるものなし)
- 朋友は六親に叶う(ほうゆうはりくしんにかなう)
- まさかの時の友こそ真の友(まさかのときのともこそしんのとも)
- 類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)
「失」を含むことわざ
- 足場を失う(あしばをうしなう)
- 暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
- 色を失う(いろをうしなう)
- 置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
- 遅きに失する(おそきにしっする)
- 片腕を失う(かたうでをうしなう)
- 挙措を失う(きょそをうしなう)
- 気を失う(きをうしなう)
- 左右の手を失うが如し(さゆうのてをうしなうがごとし)
- 失笑を買う(しっしょうをかう)
- 失態を演じる(しったいをえんじる)
- 失敗は成功の母(しっぱいはせいこうのはは)
- 失敗は成功のもと(しっぱいはせいこうのもと)
- 失敗は成功の因(しっぱいはせいこうのもと)
- 失敗は成功の基(しっぱいはせいこうのもと)
- 千慮の一失(せんりょのいっしつ)
- 血の気が失せる(ちのけがうせる)
- 中流に船を失えば一瓢も千金(ちゅうりゅうにふねをうしなえばいっぴょうもせんきん)
- 東西を失う(とうざいをうしなう)
- 時は得難くして失い易し(ときはえがたくしてうしないやすし)
- 時を失う(ときをうしなう)
- 度を失う(どをうしなう)
- ホメロスすら時に失策を犯す(ほめろすすらときにしっさくをおかす)
- 面目を失う(めんぼくをうしなう)
- 元も子も失う(もともこもうしなう)
- 安物買いの銭失い(やすものかいのぜにうしない)
- 欲は身を失う(よくはみをうしなう)
- 礼を失する(れいをしっする)
「円」を含むことわざ
- 挨拶より円札(あいさつよりえんさつ)
- あまり円きはまろびやすし(あまりまろきはまろびやすし)
- 円石を千仞の山に転ず(えんせきをせんじんのやまにてんず)
- 金を貸したのが円の切れ目(かねをかしたのがえんのきれめ)
- 食後の一睡、万病円(しょくごのいっすい、まんびょうえん)
- 水は方円の器に随う(みずはほうえんのうつわにしたがう)
「切」を含むことわざ
- 頭が切れる(あたまがきれる)
- 頭を切り換える(あたまをきりかえる)
- 頭を切り替える(あたまをきりかえる)
- 油が切れる(あぶらがきれる)
- 争い果てての棒乳切り(あらそいはててのぼうちぎり)
- 息が切れる(いきがきれる)
- 息切れがする(いきぎれがする)
- 諍い果てての乳切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 諍い果てての千切り木(いさかいはててのちぎりぎ)
- 鼬の道が切れる(いたちのみちがきれる)
- 鼬の道切り(いたちのみちきり)
- 鼬の道を切る(いたちのみちをきる)
- 縁の切れ目は子で繋ぐ(えんのきれめはこでつなぐ)
- 縁を切る(えんをきる)
- 大見得を切る(おおみえをきる)
- 恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
- 風を切る(かぜをきる)
- 肩で風を切る(かたでかぜをきる)
- 金鎖も引けば切れる(かなぐさりもひけばきれる)
- 金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)
- 皮切りの一灸(かわきりのひとひ)
- 皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る(かわをきらせてにくをきり、にくをきらせてほねをきる)
- 堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)
- 堪忍袋の緒を切らす(かんにんぶくろのおをきらす)
- ガソリンが切れる(がそりんがきれる)
- 切った張った(きったはった)
- 切っても切れない(きってもきれない)
- 久離を切る(きゅうりをきる)
- 切り札を出す(きりふだをだす)
「目」を含むことわざ
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
- 朝題目に夕念仏(あさだいもくにゆうねんぶつ)
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 網の目を潜る(あみのめをくぐる)
- いい目が出る(いいめがでる)
- いい目を見る(いいめをみる)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
- 居候の三杯目(いそうろうのさんばいめ)
- 痛い目に合う(いたいめにあう)
- 痛い目に遭う(いたいめにあう)
- 痛い目を見る(いたいめをみる)
- 一目置く(いちもくおく)
- 一目山随徳寺(いちもくさんずいとくじ)
- 糸目を付けない(いとめをつけない)
- 命から二番目(いのちからにばんめ)
- 色目を使う(いろめをつかう)
- 魚の目に水見えず(うおのめにみずみえず)
- 憂き目に遭う(うきめにあう)
- 憂き目を見る(うきめをみる)
- 後ろに目なし(うしろにめなし)
- 鵜の目鷹の目(うのめたかのめ)
- 裏目に出る(うらめにでる)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)