「貧」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 15 件
「貧」から始まる漢字を含む故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
貧者の一灯(ひんじゃのいっとう)
数をそろえて差し出したものより、乏しい中から割いた一つのほうが重い。 出した者にとっての痛みの分だけ、受け取る側に届く。 釈迦を迎えた阿闍世王が帰り道に灯火を並べさせたなか、居合わせた貧しい老婆がやりくりして灯した一本だけが、朝まで消えずに残っていたという。 「貧者の一灯」ともいう。
貧すれば鈍する(ひんすればどんする)
貧乏すると生活苦のために、頭の働きも愚鈍になる。また、貧乏になるとどんな人でも心がさもしくなる。
貧にして楽しむ(ひんにしてたのしむ)
貧しくても、それなりに楽しみを持って生活していくということ。
貧の盗みに恋の歌(ひんのぬすみにこいのうた)
人は必要に迫られれば、なんでもするというたとえ。 貧乏すれば盗みも働くし、恋をすれば歌を詠むとの意から。
貧の楽は寝楽(ひんのらくはねらく)
貧しい人の楽しみは寝ることであるということ。 または、貧しい人は盗まれるものがないので安心して寝られるということ。
貧は諸道の妨げ(ひんはしょどうのさまたげ)
金がなければ何もできず、貧乏は何をするにも妨げになるということ。
貧ほど辛いものはなし(ひんほどつらいものはなし)
世に苦しみの種は数あるが、金のないことほど身にこたえるものはないということ。
貧乏柿の核沢山(びんぼうがきのさねだくさん)
暮らし向きの苦しい家ほど、かえって子だくさんだということ。 「貧乏柿」は小ぶりの渋柿。実が小さいわりに種ばかり詰まっているさまに、「核(さね)」と「子」を掛けて言ったもの。
貧乏籤を引く(びんぼうくじをひく)
損な役割をさせられること。
貧乏怖いものなし(びんぼうこわいものなし)
失う物を持たない人に、怖いものは何もないということ。
貧乏難儀は時の回り(びんぼうなんぎはときのまわり)
金に困り苦労が重なるのも、当人の至らなさというより時のめぐり合わせであって、嘆いてばかりいることはないということ。
貧乏人の子沢山(びんぼうにんのこだくさん)
金のない家に限って子どもの数が多いものだということ。 灯火の油代を惜しんで日暮れとともに床につくからだ、という説き方もある。
貧乏は達者の基(びんぼうはたっしゃのもと)
貧しければ夜更かしもできず、体を動かして働くよりほかにないから、かえって丈夫に過ごせるということ。
貧乏花好き(びんぼうはなずき)
身分不相応なことのたとえ。 貧乏人が花作りを好むとの意から。
貧乏暇なし(びんぼうひまなし)
貧乏すると、生活に追われて少しも時間の余裕がないということ。
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