麹町の井戸(こうじまちのいど)
どこまでも深くて、底がどのあたりにあるのかさえ分からない、たいへんな深さのたとえ。人の欲がとめどなく深いことにも当てはめて使われた。また、こちらから働きかけても、相手からなかなか反応が返ってこない場合に用いることもあった。
「麹町」は江戸の地名で、いまの東京都千代田区の一部にあたる。そこは高台にあったので、どの井戸もひどく深く掘ってあった。それにちなむ言葉。天明のころ(十八世紀の終わりごろ)の江戸ではやった言い方。
底の深さがはかれない点が、[[底が知れない*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/7287.php]]と似ている。