杏林

ことわざ「杏林」(きょうりん)の意味・読み方を解説します。

言葉杏林
読み方きょうりん
意味医者を敬っていう、改まった呼び名。字の上では、あんずの木が立ち並ぶ林を指す。
三国時代の呉という国に、董奉(とうほう)という名医がいた。のちに仙人として語り伝えられた人物である。董奉は病人を診ても治療のお金を受け取らず、そのかわりに、重い病気が治った人には杏(あんず)の木を五本、軽い病気が治った人には一本植えてもらった。何年もたつうちに木は十万本あまりに増え、うっそうと茂る林になった。董奉は実った杏を穀物と引きかえに人々へ分け、集まった穀物で暮らしに困る人や旅人を助けたという。
『神仙伝』は仙人たちの伝記を集めた書物で、この話もそこに見える。ここから「杏林」は医者の呼び名となった。この「杏林」に、同じ『神仙伝』の別の故事から出た「橘井」を合わせたのが、四字熟語の橘井杏林である。
例文代々杏林の家に生まれた彼女は、迷うことなく医学部へ進んだ。
出典『神仙伝』董奉
場面医者
使用漢字杏 / 林

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