寒林に骸を打つ

ことわざ「寒林に骸を打つ」の意味・読み方・異形などを解説します。

言葉寒林に骸を打つ
読み方かんりんにかばねをうつ
意味死んで地獄のような苦しい世界(悪道)に落ちた人の魂が、いま自分が苦しんでいるのは生きていたころの体が悪いことを重ねたせいだと言い、自分のなきがらをむちで打ったという仏教の話。
「寒林」は墓場のこと。もとは、昔のインドで死者のなきがらを捨てたとされる林の名である。「骸」はなきがら、つまり死体のこと。
もとになった話は仏教の経典『天尊説阿育王譬喩経』に見える。道ばたの死体をつえで打っている者がいたので、通りかかった人がわけをたずねると、「これはわたしがもと宿っていた体だ。生きていたころ親を大切にせず、主君にも誠実でなく、仏やその教えを敬うこともなかった。そのせいでわたしは罪を負い、言いようのない苦しみを味わっている」。その者はそう答えた。
同じ経典には、これと対になる話として、善い行いを積んだ人の魂が天から降りてきて、自分のなきがらに花をまいたという話も載っている。生きているあいだの行いしだいで、死んだあとの身の上が決まることを教える話である。
例文住職は法話の中で寒林に骸を打つという話を引き、悔やんでも手遅れになる前に、毎日の行いを正しておくようにと説いた。
出典『天尊説阿育王譬喩経』
異形 寒林に骨を打つ(かんりんにほねをうつ)
場面行いの報いを受ける / 悪い行い
使用漢字寒 / 林 / 骸 / 打 / 骨

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