一日暖めて十日冷やす
ことわざ「一日暖めて十日冷やす」の意味・読み方・異形などを解説します。
一日暖めて十日冷やす
いちにちあたためてとおかひやす
| 言葉 | 一日暖めて十日冷やす |
|---|---|
| 読み方 | いちにちあたためてとおかひやす |
| 意味 | ほんの少しのあいだ努力しても、そのあとに怠ける時間のほうがずっと長いこと。少し励んではすぐにやめてしまい、物事が身につかないたとえ。
また、よい教えを受けても、まわりの悪い影響のほうが強ければ人は育たないというたとえにもいう。 草木を一日だけ日に当てて暖めても、それから十日も冷やしてしまえば育たないとの意から。 「暴」は日に当てること。 「一暴十寒」「一日之を暴めて十日之を寒す」ともいう。 |
| 出典 | 『孟子』告子上 |
| 異形 | 一日之を暴めて十日之を寒す(いちにちこれをあたためてとおかこれをひやす) |
| 場面 | 怠ける |
| 使用語彙 | 一日 / 十日 / 冷やす |
| 使用漢字 | 一 / 日 / 暖 / 十 / 冷 / 之 / 暴 / 寒 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
「日」を含むことわざ
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)
- 秋日和半作(あきびよりはんさく)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 明けた日は暮れる(あけたひはくれる)
- 明後日の方(あさってのほう)
- 朝日が西から出る(あさひがにしからでる)
- 朝紅は雨、夕紅は日和(あさべにはあめ、ゆうべにはひより)
「暖」を含むことわざ
- 梅一輪一輪ずつの暖かさ(うめいちりんいちりんずつのあたたかさ)
- 孔席暖まらず、墨突黔まず(こうせきあたたまらず、ぼくとつくろまず)
- 尻が暖まる(しりがあたたまる)
- 席暖まるに暇あらず(せきあたたまるにいとまあらず)
- 暖を取る(だんをとる)
- 暖簾に腕押し(のれんにうでおし)
- 暖簾に傷が付く(のれんにきずがつく)
- 暖簾にもたれるよう(のれんにもたれるよう)
- 暖簾を下ろす(のれんをおろす)
- 暖簾を分ける(のれんをわける)
「十」を含むことわざ
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
- 一から十まで(いちからじゅうまで)
- 一日一字を学べば三百六十字(いちにちいちじをまなべばさんびゃくろくじゅうじ)
- 一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
- いやいや三杯十三杯(いやいやさんばいじゅうさんばい)
- うかうか三十きょろきょろ四十(うかうかさんじゅうきょろきょろしじゅう)
- 男は二十五の暁まで育つ(おとこはにじゅうごのあかつきまでそだつ)
- 鬼も十八、番茶も出花(おにもじゅうはち、ばんちゃもでばな)
- 十八番(おはこ)
「冷」を含むことわざ
- 頭を冷やす(あたまをひやす)
- 板倉殿の冷え炬燵(いたくらどののひえごたつ)
- 親の意見と冷や酒は後で利く(おやのいけんとひやざけはあとできく)
- 肝を冷やす(きもをひやす)
- 興が冷める(きょうがさめる)
- 透き間風は冷たい(すきまかぜはつめたい)
- 魂を冷やす(たましいをひやす)
- 冷たい戦争(つめたいせんそう)
- 冷たくなる(つめたくなる)
- 年寄りの冷や水(としよりのひやみず)
「之」を含むことわざ
- 遅かりし由良之助(おそかりしゆらのすけ)
- 合点承知之助(がってんしょうちのすけ)
- 之繞を掛ける(しんにゅうをかける)
- 楚人弓を遺れて楚人之を得(そひとゆみをわすれてそひとこれをう)
- 民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず(たみはこれによらしむべし、これをしらしむべからず)
- 断じて行えば鬼神も之を避く(だんじておこなえばきしんもこれをさく)
- 尤めて之に効う(とがめてこれにならう)
- 人必ず自ら侮りて然る後に人之を侮る(ひとかならずみずからあなどりてしかるのちにひとこれをあなどる)
- 誠は天の道なり、之を誠にするは人の道なり(まことはてんのみちなり、これをまことにするはひとのみちなり)
- 学びて時に之を習う亦説ばしからずや(まなびてときにこれをならうまたよろこばしからずや)
「暴」を含むことわざ
- 一日之を暴めて十日之を寒す(いちにちこれをあたためてとおかこれをひやす)
- 暴虎馮河の勇(ぼうこひょうがのゆう)
- 暴を以て暴に易う(ぼうをもってぼうにかう)
