「冷」を含む故事・ことわざ・慣用句
「冷」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
頭を冷やす(あたまをひやす)
興奮を静めて、冷静になる。
一日暖めて十日冷やす(いちにちあたためてとおかひやす)
一日だけ努力してあとの十日は怠ける、努力するよりも怠けることのほうが多いことのたとえ。 植物を育てる時に、一日日光にさらして暖めたかと思うと、十日は暖めずに冷やしてしまうとの意から。
親の意見と冷や酒は後で利く(おやのいけんとひやざけはあとできく)
親の意見は聞き流してしまいがちだが、後になると納得できて、ありがたいと思うようになるということ。冷酒は飲みやすく、あとから酔いが回ってくる意から。
肝を冷やす(きもをひやす)
非常に驚いてぞっとする。身の危険を感じてひやりとする。
透き間風は冷たい(すきまかぜはつめたい)
義理の仲が、なんとなくしっくりいかないことのたとえ。 または、友人や男女の間で感情の隔たりができると、まったくの他人どうしではないだけに、余計に冷たさが身にしみるというたとえ。
魂を冷やす(たましいをひやす)
非常に驚きおそれる。肝を冷やす。
冷たい戦争(つめたいせんそう)
武力は用いないが、国同士が激しく対立している状態のこと。特に、第二次大戦後のアメリカと旧ソ連の対立をいう言葉。冷戦。また、表面には現さないが、両者が激しく張り合う緊張状態のたとえ。
冷たくなる(つめたくなる)
命がなくなること。死ぬこと。 または、愛情がさめて思いやりがなくなること。
年寄りの冷や水(としよりのひやみず)
年寄りが年齢や体力を考えずに、無理な行いをすること。年寄りが無理をして、体によくない冷たい水を飲んだり浴びたりすることから。
熱し易いものは冷め易い(ねっしやすいものはさめやすい)
物事に熱中しやすい人は、飽きるのも早いということ。
熱し易きは冷め易し(ねっしやすきはさめやすし)
物事に熱中しやすい人は、飽きるのも早いということ。
熱しやすく冷めやすい(ねっしやすくさめやすい)
物事に熱中しやすいが、飽きるのも早いさま。
熱が冷める(ねつがさめる)
事件などに対する関心が薄れること。 「ほとぼり」は物が燃えた後の余熱のこと。 「熱が冷める」ともいう。
冷や汗をかく(ひやあせをかく)
恥ずかしさや恐怖などによって緊張すること。
冷や酒と親の意見は後で利く(ひやざけとおやのいけんはあとできく)
親の意見は聞き流してしまいがちだが、後になると納得できて、なるほどと思うようになるということ。冷酒は飲んですぐより、あとから酔いが回ってくる意から。
冷や水を浴びせる(ひやみずをあびせる)
意気込んでいる人に元気を無くすような言動をすること。
冷や飯を食う(ひやめしをくう)
冷たい扱いをされるたとえ。長男が家督を継ぐとされていた時代、次男以下の男子は冷遇され、家族の食事のあとに冷えた飯を食べていたことから。
ほとぼりが冷める(ほとぼりがさめる)
事件などに対する関心が薄れること。 「ほとぼり」は物が燃えた後の余熱のこと。 「熱が冷める」ともいう。
冷水を浴びせる(れいすいをあびせる)
意気込んでいる人に元気を無くすような言動をすること。