死んでも死に切れない
ことわざ「死んでも死に切れない」の意味・読み方を解説します。
死んでも死に切れない
しんでもしにきれない
| 言葉 | 死んでも死に切れない |
|---|---|
| 読み方 | しんでもしにきれない |
| 意味 | 心配な事柄が片づかないままだったり、悔しい思いが晴れないままだったりで、今はとても命を終えられないと思うほど、心残りが大きいこと。
字のうえでは、いずれ死ぬ日が来ても、思いが残って心安らかには死ねないということ。「死に切れる」は、この世に気がかりを残さずに死ねることで、多くは「死に切れない」と打ち消しを伴う。子の行く末を見届けていない親や、無念を晴らせずにいる人が、胸の内を打ち明ける際の決まった言い方といえる。 心残りがある意の句に念が残るがある。同じ動詞を二度重ねて、無念さの強さを表す言い方としては泣くに泣けないに近い。 |
| 例文 | 父は、町工場を継ぐ者が決まらないうちは死んでも死に切れないと、病床でくり返し口にした。 |
| 場面 | 未練 |
| 使用漢字 | 死 / 切 |
「死」を含むことわざ
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生き二両に死に五両(いきにりょうにしにごりょう)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
- 一死一生乃ち交情を知る(いっしいっせいすなわちこうじょうをしる)
- 未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん(いまだせいをしらず、いずくんぞしをしらん)
