一切衆生悉有仏性
ことわざ「一切衆生悉有仏性」の意味・読み方を解説します。
一切衆生悉有仏性
いっさいしゅじょうしつうぶっしょう
| 言葉 | 一切衆生悉有仏性 |
|---|---|
| 読み方 | いっさいしゅじょうしつうぶっしょう |
| 意味 | 生き物はみな、生まれつき仏になれる性質を持つ、とする教え。
「一切衆生」は、命を持つものを残らず表す言葉で、多くは人間を指して用いる。「悉有仏性」は「ことごとく仏性あり」と読み下せる句で、「仏性」は仏になるもととなる性質のこと。 この句は『涅槃経』の「如来性品」という章にある。経は、この性質がもとから限りない迷いに覆い隠されているせいで、人は自分でそれを見つけられないと説く。そして、家の中にたくさんの金がしまわれているのに、家の者はだれひとりそれを知らない、という貧しい女の話をたとえに引いている。 前半と後半の四字は、それぞれ四字熟語の一切衆生・悉有仏性としても引ける。 |
| 例文 | 寺の法話で、住職は一切衆生悉有仏性という言葉を引いて、どんな人の心にも仏になる種が眠っていると語った。 |
| 出典 | 『涅槃経』 |
| 場面 | 信仰 / 仏 |
| 使用漢字 | 一 / 切 / 衆 / 生 / 悉 / 有 / 仏 / 性 |
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 欠伸を一緒にすれば三日従兄弟(あくびをいっしょにすればみっかいとこ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 蟻の一穴(ありのいっけつ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
「切」を含むことわざ
- あくちも切れぬ(あくちもきれぬ)
- 頭が切れる(あたまがきれる)
- 頭を切り替える(あたまをきりかえる)
- 油が切れる(あぶらがきれる)
- 争い果てての棒乳切り(あらそいはててのぼうちぎり)
- 息が切れる(いきがきれる)
- 息急き切る(いきせききる)
- 鼬の道切り(いたちのみちきり)
- 縁の切れ目は子で繋ぐ(えんのきれめはこでつなぐ)
- 縁を切る(えんをきる)
「衆」を含むことわざ
- 烏合の衆(うごうのしゅう)
- 縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)
- 下衆の後思案(げすのあとじあん)
- 下衆の勘繰り(げすのかんぐり)
- 衆寡敵せず(しゅうかてきせず)
- 衆口、金を鑠かす(しゅうこう、きんをとかす)
- 衆知を集める(しゅうちをあつめる)
- 衆望を担う(しゅうぼうをになう)
- 衆目の一致する所(しゅうもくのいっちするところ)
- 衆を頼む(しゅうをたのむ)
「生」を含むことわざ
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 生きた空もない(いきたそらもない)
- 生き血を吸う(いきちをすう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生きとし生けるもの(いきとしいけるもの)
- 生き二両に死に五両(いきにりょうにしにごりょう)
「悉」を含むことわざ
- 一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)
「有」を含むことわざ
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 有り金をはたく(ありがねをはたく)
- 有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金(ありそうでないのがかね、なさそうであるのがしゃっきん)
- 有り体に言う(ありていにいう)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 有る手からこぼれる(あるてからこぼれる)
- 有る時は米の飯(あるときはこめのめし)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 謂われを聞けば有難や(いわれをきけばありがたや)
「仏」を含むことわざ
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 居仏が立ち仏を使う(いぼとけがたちぼとけをつかう)
- 今際の念仏誰も唱える(いまわのねんぶつだれもとなえる)
- 馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
- お陀仏になる(おだぶつになる)
- 鬼が出るか仏が出るか(おにがでるかほとけがでるか)
- 鬼にもなれば仏にもなる(おににもなればほとけにもなる)
- 鬼の念仏(おにのねんぶつ)
- 蟹の念仏(かにのねんぶつ)
- 神も仏もない(かみもほとけもない)
