衆心城を成す
ことわざ「衆心城を成す」の意味・読み方・異形などを解説します。
衆心城を成す
しゅうしんしろをなす
| 言葉 | 衆心城を成す |
|---|---|
| 読み方 | しゅうしんしろをなす |
| 意味 | 大勢の人がそろって同じ思いを抱けば、その結びつきは城壁のように堅く、外からの攻めにもなかなか揺らがない、ということ。
句の「衆心」は多くの人の気持ち、「城を成す」は城となる、つまり城のように堅い守りになる、の意。 中国の周代の諸国の記録を集めた書物『国語』の周語下で、楽官(音楽をつかさどる役人)の伶州鳩が周の景王に意見を述べるくだりに、ことわざとして出る。すぐ後ろに「衆口、金を鑠かす」が続いている。 漢字四つで書けば「衆心成城」となる。 |
| 例文 | 部員はわずか十人だったが、全員が同じ目標に向かって練習を重ね、ついに地区大会を勝ち抜いた。衆心城を成すの言葉どおりの結果だった。 |
| 出典 | 『国語』周語下 |
| 異形 | 衆心、城を成す(しゅうしん、しろをなす) |
| 衆志城を成す(しゅうししろをなす) | |
| 場面 | 助け合う / 数が多い |
| 使用語彙 | 成す |
| 使用漢字 | 衆 / 心 / 城 / 成 / 志 |
「衆」を含むことわざ
- 一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)
- 烏合の衆(うごうのしゅう)
- 縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)
- 下衆の後思案(げすのあとじあん)
- 下衆の勘繰り(げすのかんぐり)
- 魚は上﨟に焼かせろ餅は下衆に焼かせろ(さかなはじょうろうにやかせろもちはげすにやかせろ)
- 衆寡敵せず(しゅうかてきせず)
- 衆口、金を鑠かす(しゅうこう、きんをとかす)
- 衆知を集める(しゅうちをあつめる)
- 衆望を担う(しゅうぼうをになう)
「心」を含むことわざ
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)
- 頭剃るより心を剃れ(あたまそるよりこころをそれ)
- 過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
- 怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 一心岩をも通す(いっしんいわをもとおす)
- 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 運用の妙は一心に存す(うんようのみょうはいっしんにそんす)
「城」を含むことわざ
- イギリス人の家はその人の城(いぎりすじんのいえはそのひとのしろ)
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 一国一城の主(いっこくいちじょうのあるじ)
- 牙城(がじょう)
- 口では大阪の城も建つ(くちではおおさかのしろもたつ)
- 傾城(けいせい)
- 傾城買いの糠味噌汁(けいせいがいのぬかみそじる)
- 傾城に誠なし(けいせいにまことなし)
- 城下の盟(じょうかのちかい)
- 城府を設けず(じょうふをもうけず)
「成」を含むことわざ
- 仇花に実は成らぬ(あだばなにみはならぬ)
- あるは厭なり思うは成らず(あるはいやなりおもうはならず)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 行き成り三宝(いきなりさんぼう)
- 一家の言を成す(いっかのげんをなす)
- 一家を成す(いっかをなす)
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 重きを成す(おもきをなす)
- 咳唾、珠を成す(がいだ、たまをなす)
- 学若し成らずんば死すとも帰らず(がくもしならずんばしすともかえらず)
