傾城に誠なし
ことわざ「傾城に誠なし」の意味・読み方を解説します。
傾城に誠なし
けいせいにまことなし
| 言葉 | 傾城に誠なし |
|---|---|
| 読み方 | けいせいにまことなし |
| 意味 | 遊女が口にする言葉を、そのまま信用するなと注意する言葉。
遊女は客に何度も通ってもらうのが商売で、相手を喜ばせる甘いせりふも、心の底からのものとは言いきれないため。 「遊女」は、昔、遊郭で男の客をもてなすのを務めとした女性のこと。「傾城」は、王がその美貌のとりこになれば、城も国も失いかねないほどの美人をいい、後の時代には遊女を表す呼び名になった。遊女の真心は四角い卵と並べて、この世にないものの代表のように扱われることもある(卵の四角)。遊女の意味の「傾城」を含む句には、ほかに傾城買いの糠味噌汁もある。 |
| 例文 | 「また来てね」と言われて舞い上がる若旦那に、番頭は「傾城に誠なしと申しますよ」とくぎを刺した。 |
| 場面 | 嘘・偽り / 戒めの言葉 |
| 使用漢字 | 傾 / 城 / 誠 |
「傾」を含むことわざ
- 家を傾ける(いえをかたむける)
- 一行失すれば百行共に傾く(いっこうしっすればひゃっこうともにかたむく)
- 蘊蓄を傾ける(うんちくをかたむける)
- 気持ちが傾く(きもちがかたむく)
- 首を傾げる(くびをかしげる)
- 傾蓋、故の如し(けいがい、このごとし)
- 傾国(けいこく)
- 傾城(けいせい)
- 傾城買いの糠味噌汁(けいせいがいのぬかみそじる)
- 小首を傾げる(こくびをかしげる)
「城」を含むことわざ
- イギリス人の家はその人の城(いぎりすじんのいえはそのひとのしろ)
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 一国一城の主(いっこくいちじょうのあるじ)
- 牙城(がじょう)
- 口では大阪の城も建つ(くちではおおさかのしろもたつ)
- 傾城(けいせい)
- 傾城買いの糠味噌汁(けいせいがいのぬかみそじる)
- 城下の盟(じょうかのちかい)
- 城府を設けず(じょうふをもうけず)
- 人は石垣、人は城(ひとはいしがき、ひとはしろ)
「誠」を含むことわざ
- 内に誠あれば外に形る(うちにまことあればそとにあらわる)
- 巧詐は拙誠に如かず(こうさはせっせいにしかず)
- 卵の四角と女郎の誠(たまごのしかくとじょろうのまこと)
- 丹誠を込める(たんせいをこめる)
- 誠は天の道なり、之を誠にするは人の道なり(まことはてんのみちなり、これをまことにするはひとのみちなり)
- 我が身に偽りある者が人の誠を疑う(わがみにいつわりあるものがひとのまことをうたがう)
