伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ
ことわざ「伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ」の意味・読み方・異形などを解説します。
伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ
いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ
| 言葉 | 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ |
|---|---|
| 読み方 | いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ |
| 意味 | 伊勢と津はたがいを支えにして栄え、尾張の国の名古屋は城があるからこそ繁盛しているとうたった言葉。町を栄えさせている元は何かを、土地の名を並べて歌い込んである。
「津」は伊勢の国にあった港町で、いまの三重県津市。伊勢神宮へお参りに向かう人がこの港を使ったため、神宮には港が人を運び、港町には参詣の人の行き来がにぎわいをもたらした。名古屋については、新しく城が築かれたことで町が栄えたとしている。 江戸時代にはやった俗謡(世間で歌われた歌)の一節で、名古屋の城を自慢する響きもある。前半の「伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ」だけで使うこともあり、末を「新城(しんしろ)で持つ」とする形もある。伊勢と津が支え合うさまに持ちつ持たれつという言葉がよく当てはまる。 |
| 例文 | 参拝の客が港をうるおし、港が客を運んでくる。昔の人はそれを伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つと歌った。 |
| 異形 | 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ(いせはつでもつつはいせでもつ) |
| 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は新城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしんしろでもつ) | |
| 場面 | 助け合う / 盛んな勢い |
| 使用漢字 | 伊 / 勢 / 津 / 持 / 尾 / 張 / 名 / 古 / 屋 / 城 / 新 |
「伊」を含むことわざ
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 遠慮ひだるし伊達寒し(えんりょひだるしだてさむし)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 男伊達より小鍋だて(おとこだてよりこなべだて)
- 賢者ひだるし、伊達寒し(けんじゃひだるし、だてさむし)
- 伊達の薄着(だてのうすぎ)
- 伊達の素足もないから起こる、あれば天鵞絨の足袋も履く(だてのすあしもないからおこる、あればびろうどのたびもはく)
- 難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)
「勢」を含むことわざ
- 蟻も軍勢(ありもぐんぜい)
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 近江泥棒伊勢乞食(おうみどろぼういせこじき)
- 騎虎の勢い(きこのいきおい)
- 気勢を上げる(きせいをあげる)
- 気勢をそがれる(きせいをそがれる)
- 旭日昇天の勢い(きょくじつしょうてんのいきおい)
- 虚勢を張る(きょせいをはる)
- 決河の勢い(けっかのいきおい)
- 獅子は小虫を食わんとてもまず勢いをなす(ししはしょうちゅうをくわんとてもまずいきおいをなす)
「津」を含むことわざ
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもくさつのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
- 一つ余って大津へ戻る(ひとつあまっておおつへもどる)
「持」を含むことわざ
- 浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
- 馬持たずに馬貸すな(うまもたずにうまかすな)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大船に乗った気持ち(おおぶねにのったきもち)
- 置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
- 肩を持つ(かたをもつ)
- 金は天下の回り持ち(かねはてんかのまわりもち)
- 金持ち、金使わず(かねもち、かねつかわず)
「尾」を含むことわざ
- 頭が動けば尾も動く(あたまがうごけばおもうごく)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
- 尾に鰭付ける(おにひれつける)
- 尾羽打ち枯らす(おはうちからす)
- 尾鰭が付く(おひれがつく)
- 尾鰭を付ける(おひれをつける)
- 尾を引く(おをひく)
- 尾を振る(おをふる)
- 尾を振る犬は叩かれず(おをふるいぬはたたかれず)
「張」を含むことわざ
- 朝寝坊の宵っ張り(あさねぼうのよいっぱり)
- 足を引っ張る(あしをひっぱる)
- 網を張る(あみをはる)
- アンテナを張る(あんてなをはる)
- 息筋張る(いきすじはる)
- 息精張る(いきせいはる)
- 意地張るより頬張れ(いじはるよりほおばれ)
- 意地を張る(いじをはる)
- 一張羅(いっちょうら)
- 一点張り(いってんばり)
「名」を含むことわざ
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- 浮き名を流す(うきなをながす)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 汚名を雪ぐ(おめいをすすぐ)
- 歌人は居ながらにして名所を知る(かじんはいながらにしてめいしょをしる)
- 勝ち名乗りを上げる(かちなのりをあげる)
- 嫌いは知らぬの唐名(きらいはしらぬのからな)
- 怪我の功名(けがのこうみょう)
「古」を含むことわざ
- 頭が古い(あたまがふるい)
- 新しい酒を古い革袋に盛る(あたらしいさけをふるいかわぶくろにもる)
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
- 河童の寒稽古(かっぱのかんげいこ)
- 閑古鳥が鳴く(かんこどりがなく)
- 雉を食えば三年の古傷も出る(きじをくえばさんねんのふるきずもでる)
- 鞍掛け馬の稽古(くらかけうまのけいこ)
- 古希(こき)
- 古人の糟魄(こじんのそうはく)
- 酒は古酒、女は年増(さけはこしゅ、おんなはとしま)
「屋」を含むことわざ
- 明後日紺屋に今晩鍛冶屋(あさってこうやにこんばんかじや)
- 鋳掛け屋の天秤棒(いかけやのてんびんぼう)
- 植木屋の庭できが多い(うえきやのにわできがおおい)
- 産屋の風邪は一生つく(うぶやのかぜはいっしょうつく)
- 屋烏の愛(おくうのあい)
- 屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
- 屋上、屋を架す(おくじょう、おくをかす)
- 屋漏に愧じず(おくろうにはじず)
- 風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる)
- 楽屋裏を覗く(がくやうらをのぞく)
「城」を含むことわざ
- イギリス人の家はその人の城(いぎりすじんのいえはそのひとのしろ)
- 一国一城の主(いっこくいちじょうのあるじ)
- 牙城(がじょう)
- 口では大坂の城も建つ(くちではおおさかのしろもたつ)
- 口では大阪の城も建つ(くちではおおさかのしろもたつ)
- 傾城(けいせい)
- 傾城買いの糠味噌汁(けいせいがいのぬかみそじる)
- 城下の盟(じょうかのちかい)
- 城府を設けず(じょうふをもうけず)
- 人は石垣、人は城(ひとはいしがき、ひとはしろ)
