新たに沐する者は必ず冠を弾くとは
新たに沐する者は必ず冠を弾く
あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく
言葉 | 新たに沐する者は必ず冠を弾く |
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読み方 | あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく |
意味 | 潔白な人ほど自分の身を汚すおそれのあるものを避けるということ。
「沐」は髪を洗うこと。 髪を洗ったばかりの人は、必ず冠のちりを払ってから頭にのせるとの意から。 |
使用語彙 | 新た / 必ず / 弾く |
使用漢字 | 新 / 沐 / 者 / 必 / 冠 / 弾 |
「新」を含むことわざ
- 新しい酒は新しい革袋に盛れ(あたらしいさけはあたらしいかわぶくろにもれ)
- 新しい酒を古い革袋に盛る(あたらしいさけをふるいかわぶくろにもる)
- 新しき葡萄酒は新しき革袋に入れよ(あたらしきぶどうしゅはあたらしきかわぶくろにいれよ)
- 新規蒔き直し(しんきまきなおし)
- 女房と畳は新しいほうがよい(にょうぼうとたたみはあたらしいほうがよい)
- 日の下に新しきものなし(ひのもとにあたらしきものなし)
- 故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをしる)
- 面目を一新する(めんぼくをいっしんする)
- 装いを新たにする(よそおいをあらたにする)
「沐」を含むことわざ
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 風に櫛り雨に沐う(かぜにくしけずりあめにかみあらう)
- 沐猴にして冠す(もっこうにしてかんす)
「者」を含むことわざ
- 青表紙を叩いた者にはかなわぬ(あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 医者寒からず儒者寒し(いしゃさむからずじゅしゃさむし)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
- 医者の薬も匙加減(いしゃのくすりもさじかげん)
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
- 医者の只今(いしゃのただいま)
- 医者の不養生(いしゃのふようじょう)
- 医者よ自らを癒せ(いしゃよみずからをいやせ)
- 一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)
- 居ない者貧乏(いないものびんぼう)
- 色気と痔の気のない者はない(いろけとじのけのないものはない)
- 自惚れと瘡気のない者はない(うぬぼれとかさけのないものはない)
- 易者、身の上知らず(えきしゃ、みのうえしらず)
- えせ者の空笑い(えせもののそらわらい)
- お医者様でも有馬の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもありまのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
- お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもくさつのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
- 起きて働く果報者(おきてはたらくかほうもの)
- 奢る者は心常に貧し(おごるものはこころつねにまずし)
- 落ち武者は薄の穂にも怖ず(おちむしゃはすすきのほにもおず)
- 己に如かざる者を友とするなかれ(おのれにしかざるものをともとするなかれ)
- 溺れる者は藁をも摑む(おぼれるものはわらをもつかむ)
- 愚か者に福あり(おろかものにふくあり)
- 女は己を説ぶ者のために容づくる(おんなはおのれをよろこぶもののためにかたちづくる)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
「必」を含むことわざ
- 陰徳あれば必ず陽報あり(いんとくあればかならずようほうあり)
- 三人行えば必ずわが師あり(さんにんおこなえばかならずわがしあり)
- 生者必滅、会者定離(しょうじゃひつめつ、えしゃじょうり)
- 小人の過つや必ず文る(しょうじんのあやまつやかならずかざる)
- 末大なれば必ず折る(すえだいなればかならずおる)
- 生ある者は必ず死あり(せいあるものはかならずしあり)
- 積悪の家には必ず余殃あり(せきあくのいえにはかならずよおうあり)
- 積善の家には必ず余慶あり(せきぜんのいえにはかならずよけいあり)
- 遠き慮りなき者は必ず近き憂えあり(とおきおもんぱかりなきものはかならずちかきうれえあり)
- 遠きに行くは必ず近きよりす(とおきにゆくはかならずちかきよりす)
- 徳孤ならず必ず隣あり(とくこならずかならずとなりあり)
- 徳は孤ならず必ず隣あり(とくはこならずかならずとなりあり)
- 貪欲は必ず身を食う(どんよくはかならずみをくう)
- 始めあるものは必ず終わりあり(はじめあるものはかならずおわりあり)
- 犯罪の陰に必ず女あり(はんざいのかげにかならずおんなあり)
- 必要の前に法律なし(ひつようのまえにほうりつなし)
- 必要は発明の母(ひつようははつめいのはは)
- 人に勝たんと欲する者は必ず先ず自ら勝つ(ひとにかたんとほっするものはかならずまずみずからかつ)
- 降れば必ず土砂降り(ふればかならずどしゃぶり)
「冠」を含むことわざ
- お冠(おかんむり)
- 瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず)
- 冠蓋相望む(かんがいあいのぞむ)
- 冠を挂く(かんむりをかく)
- 冠を曲げる(かんむりをまげる)
- 鶏冠に来る(とさかにくる)
- 怒髪、冠を衝く(どはつ、かんむりをつく)
- 怒髪、冠を衝く(どはつ、かんをつく)
- 無冠の帝王(むかんのていおう)
- 沐猴にして冠す(もっこうにしてかんす)
- 李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)
- 李下の冠、瓜田の履(りかのかんむり、かでんのくつ)
「弾」を含むことわざ
- 息を弾ませる(いきをはずませる)
- 牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
- 気が弾む(きがはずむ)
- 声が弾む(こえがはずむ)
- 心が弾む(こころがはずむ)
- 五指のこもごも弾くは捲手の一挃に若かず(ごしのこもごもはじくはけんしゅのいっちつにしかず)
- 三味線を弾く(しゃみせんをひく)
- 銃弾に倒れる(じゅうだんにたおれる)
- 弾丸黒子の地(だんがんこくしのち)
- 弾力に富む(だんりょくにとむ)
- 弾みを食う(はずみをくう)
- 話が弾む(はなしがはずむ)
- 慢心鼻を弾かる(まんしんはなをはじかる)
- 胸を弾ませる(むねをはずませる)
- 物の弾み(もののはずみ)
- 悋気せぬ女は弾まぬ鞠(りんきせぬおんなははずまぬまり)