怒髪、冠を衝くとは
怒髪、冠を衝く
どはつ、かんむりをつく
言葉 | 怒髪、冠を衝く |
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読み方 | どはつ、かんむりをつく |
意味 | すごい剣幕で怒る様子。また、そのような形相のたとえ。
烈しい怒りのために逆立った髪の毛が冠を突き上げるとの意から。 「かんむり」は「かん」とも読む。 「冠を衝く」は「天を衝く」ともいう。 |
出典 | 『史記』 |
異形 | 怒髪、冠を衝く(どはつ、かんをつく) |
怒髪、天を衝く(どはつ、てんをつく) | |
場面用途 | 怒る |
類句 | 髪の毛を逆立てる(かみのけをさかだてる) |
使用語彙 | 怒髪 |
使用漢字 | 怒 / 髪 / 冠 / 衝 / 天 |
「怒」を含むことわざ
- 怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
- 怒りは敵と思え(いかりはてきとおもえ)
- 怒りを遷さず(いかりをうつさず)
- 怒りを買う(いかりをかう)
- 怒りを招く(いかりをまねく)
- 怒れる拳、笑顔に当たらず(いかれるこぶし、えがおにあたらず)
- 一朝の怒りに一生を過つ(いっちょうのいかりにいっしょうをあやまつ)
- 一朝の怒りにその身を忘る(いっちょうのいかりにそのみをわする)
- 肩を怒らす(かたをいからす)
- 肩を怒らせる(かたをいからせる)
「髪」を含むことわざ
- 洗い髪にはおじ坊主が惚れる(あらいがみにはおじぼうずがほれる)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 一髪、千鈞を引く(いっぱつ、せんきんをひく)
- 後ろ髪を引かれる(うしろがみをひかれる)
- 女の髪の毛には大象も繋がる(おんなのかみのけにはたいぞうもつながる)
- 女は衣装髪かたち(おんなはいしょうかみかたち)
- 髪の毛を逆立てる(かみのけをさかだてる)
- 髪結い髪結わず(かみゆいかみゆわず)
- 髪結いの亭主(かみゆいのていしゅ)
- 髪結いの乱れ髪(かみゆいのみだれがみ)
「冠」を含むことわざ
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- お冠(おかんむり)
- 瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず)
- 冠蓋相望む(かんがいあいのぞむ)
- 冠を挂く(かんむりをかく)
- 冠を曲げる(かんむりをまげる)
- 鶏冠に来る(とさかにくる)
- 無冠の帝王(むかんのていおう)
「衝」を含むことわざ
- 意気天を衝く(いきてんをつく)
- 意表を衝く(いひょうをつく)
- 核心を衝く(かくしんをつく)
- 急所を衝く(きゅうしょをつく)
- 虚を衝く(きょをつく)
- 雲衝く(くもつく)
- 雲を衝く(くもをつく)
- 言言、肺腑を衝く(げんげん、はいふをつく)
- 衝に当たる(しょうにあたる)
- 天を衝く(てんをつく)