「怒る」に関連する故事・ことわざ・慣用句一覧
「怒る」に関連する故事・ことわざ・慣用句の一覧です。
青筋を立てる(あおすじをたてる)
激しく怒ること。 こめかみに青く血管を浮き上がらせるほど怒ったり興奮することから。
頭から湯気を立てる(あたまからゆげをたてる)
激怒するようす。かんかんになって怒るようす。
頭に来る(あたまにくる)
怒る。かっとなる。
怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
心の底から激しい怒りがわきあがること。 「心頭」は心の中の意。
一朝の怒りにその身を忘る(いっちょうのいかりにそのみをわする)
一時的な怒りのために我を忘れて行動すること。 また、そのような行動は身を滅ぼすことになるという戒め。 「一朝の怒りに一生を過つ」ともいう。
髪の毛を逆立てる(かみのけをさかだてる)
はげしく怒るさま。
嚙んで吐き出すよう(かんではきだすよう)
怒りや不快な気持ちを抑えきれず、無愛想にものをいう様子のたとえ。
堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)
もうこれ以上我慢できなくなり、怒りを爆発させることのたとえ。 「堪忍袋」は、辛抱できる心の広さを袋にたとえた言葉。 「堪忍袋の緒を切らす」「堪忍袋の口を開ける」ともいう。
獅子の歯嚙み(ししのはがみ)
激しく怒り狂う様子。獅子が恐ろしい表情で歯を食い縛るということから。
朱を注ぐ(しゅをそそぐ)
恥ずかしさや怒りなどで顔が赤くなる様子。 「満面朱を注ぐ」ともいう。
鶏冠に来る(とさかにくる)
怒りで冷静さを失うこと。
怒髪、冠を衝く(どはつ、かんむりをつく)
すごい剣幕で怒る様子。また、そのような形相のたとえ。 烈しい怒りのために逆立った髪の毛が冠を突き上げるとの意から。 「かんむり」は「かん」とも読む。 「冠を衝く」は「天を衝く」ともいう。
腹が立つ(はらがたつ)
怒ること。立腹すること。
腹に据えかねる(はらにすえかねる)
激しい怒りで我慢できなくなること。
腹を立てる(はらをたてる)
怒ること。立腹すること。
含む所がある(ふくむところがある)
恨みや怒りなどを心の中に隠し持っていること。
目を剝く(めをむく)
驚きや怒りなどにより、目をおおきく見開くこと。
柳眉を逆立てる(りゅうびをさかだてる)
美人が眉をつり上げて怒るようす。「柳眉」は柳の葉のように細い美人の眉。