犬の尾を食うて回る
ことわざ「犬の尾を食うて回る」の意味・読み方・異形などを解説します。
犬の尾を食うて回る
いぬのおをくうてまわる
| 言葉 | 犬の尾を食うて回る |
|---|---|
| 読み方 | いぬのおをくうてまわる |
| 意味 | どんなに焦って励んでも、ちっともねらいどおりに運べない有り様のたとえ。手間をかけたわりに、手もとに得るものがほとんど残らないときにも言う。
自分のしっぽに食いつこうとする犬が、いつまでも届かずにその場をくるくる回り続ける姿から。「食うて」は「食って」を昔ふうに言った形で、ここでは口でくわえる意味。「犬の尾を食うて回るがごとし」という言い回しもある。 「骨折り損のくたびれ儲け」も、苦労が実を結ばない点でよく似た言葉である。 |
| 例文 | 締め切りに追われて一晩じゅう机に向かったが、書いては消すばかりで一行も進まず、まさに犬の尾を食うて回るありさまだった。 |
| 異形 | 犬の尾を食うて回るがごとし(いぬのおをくうてまわるがごとし) |
| 場面 | 犬 / 無駄骨折り |
| 使用漢字 | 犬 / 尾 / 食 / 回 |
「犬」を含むことわざ
- 赤犬が狐を追う(あかいぬがきつねをおう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ(いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ)
- 犬一代に狸一匹(いぬいちだいにたぬきいっぴき)
- 犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
- 犬になるなら大家の犬になれ(いぬになるならおおやのいぬになれ)
- 犬に念仏猫に経(いぬにねんぶつねこにきょう)
- 犬にも食わせず棚にも置かず(いぬにもくわせずたなにもおかず)
- 犬に論語(いぬにろんご)
- 犬の一年は三日(いぬのいちねんはみっか)
「尾」を含むことわざ
- 頭が動けば尾も動く(あたまがうごけばおもうごく)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
- 尾に鰭付ける(おにひれつける)
- 尾羽打ち枯らす(おはうちからす)
- 尾鰭が付く(おひれがつく)
- 尾鰭を付ける(おひれをつける)
- 尾を引く(おをひく)
- 尾を振る(おをふる)
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 危ない所に登らねば熟柿は食えぬ(あぶないところにのぼらねばじゅくしはくえぬ)
- 淡きを食らい薄きを着る(あわきをくらいうすきをきる)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
