悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず
ことわざ「悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず」の意味・読み方・異形などを解説します。
悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず
あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず
| 言葉 | 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず |
|---|---|
| 読み方 | あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず |
| 意味 | 粗末な衣服や食べ物をみっともないと恥じる人は、まだ一緒に大事なことを論じ合う相手にはなれない。学問や正しい生き方を目指すと言いながら、着る物や食べる物の見た目を気にしているうちは、その志はまだ本物とはいえないということ。
『論語』に収められた孔子の言葉で、原文ではこの前に「士、道に志して」(道を求める人でありながら)の一句がある。「悪衣悪食」は粗末な衣服と食べ物のことで、四字熟語の悪衣悪食にもなっている。「与に」は「一緒に」、「議する」は「論じ合う」という意味。 |
| 例文 | 医者になると決めたのに、流行の服が買えないとこぼしてばかりの兄に、祖父は悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らずと言って、まず勉強に身を入れるよう諭した。 |
| 出典 | 『論語』里仁 |
| 異形 | 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議るに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにはかるにたらず) |
| 場面 | 勉強・勉学 / 貧乏・貧しい |
| 使用漢字 | 悪 / 衣 / 食 / 恥 / 者 / 未 / 与 / 議 / 足 |
「悪」を含むことわざ
- 愛してその悪を知り、憎みてその善を知る(あいしてそのあくをしり、にくみてそのぜんをしる)
- 相性が悪い(あいしょうがわるい)
- 愛は憎悪の始め(あいはぞうおのはじめ)
- 悪縁契り深し(あくえんちぎりふかし)
- 悪妻は六十年の不作(あくさいはろくじゅうねんのふさく)
- 悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)
- 悪事身に返る(あくじみにかえる)
- 悪獣もなおその類を思う(あくじゅうもなおそのるいをおもう)
- 悪女の賢者ぶり(あくじょのけんじゃぶり)
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
「衣」を含むことわざ
- 衣、新を経ずんば何に由りて故ならん(い、しんをへずんばなにによりてこならん)
- 衣錦の栄(いきんのえい)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- 衣帯を解かず(いたいをとかず)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 衣鉢を継ぐ(いはつをつぐ)
- 衣鉢を伝う(いはつをつたう)
- 浮世は衣装七分(うきよはいしょうしちぶ)
- 衣紋を繕う(えもんをつくろう)
- 狼に衣(おおかみにころも)
「食」を含むことわざ
- 煽りを食う(あおりをくう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 足止めを食う(あしどめをくう)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 慌てる乞食は貰いが少ない(あわてるこじきはもらいがすくない)
- 泡を食う(あわをくう)
- 鮟鱇の待ち食い(あんこうのまちぐい)
- Rの字のない月に牡蠣を食べるな(あーるのじのないつきにかきをたべるな)
- 如何物食い(いかものぐい)
「恥」を含むことわざ
- 赤恥をかく(あかはじをかく)
- 生き恥を曝す(いきはじをさらす)
- 命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)
- 会稽の恥(かいけいのはじ)
- 会稽の恥を雪ぐ(かいけいのはじをすすぐ)
- 下問を恥じず(かもんをはじず)
- 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥(きくはいっときのはじ、きかぬはいっしょうのはじ)
- 暗がりの恥を明るみへ出す(くらがりのはじをあかるみへだす)
- 知ったか振りの恥搔き(しったかぶりのはじかき)
- 宗旨の争い釈迦の恥(しゅうしのあらそいしゃかのはじ)
「者」を含むことわざ
- 愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る(あいいずるものはあいかえり、ふくゆくものはふくきたる)
- 青表紙を叩いた者にはかなわぬ(あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 悪女の賢者ぶり(あくじょのけんじゃぶり)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 医者寒からず儒者寒し(いしゃさむからずじゅしゃさむし)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
「未」を含むことわざ
- 未だ学を好む者を知らざるなり(いまだがくをこのむものをしらざるなり)
- 未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん(いまだせいをしらず、いずくんぞしをしらん)
- 海棠の睡り未だ足らず(かいどうのねむりいまだたらず)
- 創痍未だ癒えず(そういいまだいえず)
- 短気は未練の初め(たんきはみれんのはじめ)
- 未曾有(みぞう)
- 未亡人(みぼうじん)
- 明珠兼乗も未だ一言に若かず(めいしゅけんじょうもいまだいちげんにしかず)
「与」を含むことわざ
- 愛は惜しみなく与う(あいはおしみなくあたう)
- 与って力がある(あずかってちからがある)
- 与えるは受けるより幸いなり(あたえるはうけるよりさいわいなり)
- 自由を与えよ、しからずんば死を与えよ(じゆうをあたえよ、しからずんばしをあたえよ)
- 天は二物を与えず(てんはにぶつをあたえず)
- 求めよ、さらば与えられん(もとめよ、さらばあたえられん)
- 与太を飛ばす(よたをとばす)
- 我に自由を与えよしからずんば死を与えよ(われにじゆうをあたえよしからずんばしをあたえよ)
「議」を含むことわざ
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 一議に及ばず(いちぎにおよばず)
- 会議は踊る(かいぎはおどる)
- 正法に不思議なし(しょうほうにふしぎなし)
- 非学者論議に負けず(ひがくしゃろんぎにまけず)
- 物議を醸す(ぶつぎをかもす)
