衣、帛を重ねず
ことわざ「衣、帛を重ねず」の意味・読み方・異形などを解説します。
衣、帛を重ねず
い、はくをかさねず
| 言葉 | 衣、帛を重ねず |
|---|---|
| 読み方 | い、はくをかさねず |
| 意味 | 身の回りのことにお金をかけず、つましく生活すること。
「帛」は絹で織った布をいう。絹の衣服は一枚だけにとどめて、何枚も重ねて着ることを控える、の意。 『尹文子』という中国の書物に、次のような話が出てくる。昔、晋の国はぜいたくな風潮に悩まされていた。君主の文公はそれを正そうとして、まず自分が衣服を重ね着せず、食事のときも肉の料理を二品は並べなかった。それから間もなく、国の人々はみな粗い布の服を着て、白くみがいていない米を食べるようになった、と書かれている。 同じ意味の四字熟語に衣不重帛がある。 |
| 例文 | 父は会社を立ち上げたばかりのころを思い出し、衣、帛を重ねずと言って、社長になった今も古い背広を着続けている。 |
| 出典 | 『尹文子』大道上 |
| 異形 | 衣は帛を重ねず(いははくをかさねず) |
| 場面 | 節約 |
| 使用漢字 | 衣 / 帛 / 重 |
「衣」を含むことわざ
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 衣、新を経ずんば何に由りて故ならん(い、しんをへずんばなにによりてこならん)
- 衣錦の栄(いきんのえい)
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- 衣帯を解かず(いたいをとかず)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 衣鉢を継ぐ(いはつをつぐ)
- 衣鉢を伝う(いはつをつたう)
- 浮世は衣装七分(うきよはいしょうしちぶ)
- 衣紋を繕う(えもんをつくろう)
「帛」を含むことわざ
- 衣、帛を重ねず(い、はくをかさねず)
- 雁帛(がんぱく)
- 功名を竹帛に垂る(こうみょうをちくはくにたる)
- 竹帛の功(ちくはくのこう)
