足を重ねて立ち、目を側てて視る
ことわざ「足を重ねて立ち、目を側てて視る」の意味・読み方・異形などを解説します。
足を重ねて立ち、目を側てて視る
あしをかさねてたち、めをそばだててみる
| 言葉 | 足を重ねて立ち、目を側てて視る |
|---|---|
| 読み方 | あしをかさねてたち、めをそばだててみる |
| 意味 | ひどくおびえて身を縮め、相手をまっすぐ見ることもかなわないありさま。両足をそろえたまま身じろぎもせずに立ち、顔を伏せて目だけを横に向け、こわごわと様子をうかがう姿から。
中国の前漢の時代、武帝に仕えた汲黯が、法を厳しく当てはめて人を罰する役人の張湯を責めた言葉に基づく。張湯のやり方がまかり通れば、天下の人々はみな恐れて身動きもとれなくなると非難した。『漢書』では、この句の「側」の字を「仄」と書く。 |
| 例文 | 部長のどなり声が響いたあと、会議室の若手は足を重ねて立ち、目を側てて視るありさまで、だれも口を開けなかった。 |
| 出典 | 『史記』汲鄭列伝 |
| 異形 | 足を重ねて立ち、目を仄てて見る(あしをかさねてたち、めをそばだててみる) |
| 場面 | 怯える / 目 / 足 |
| 使用漢字 | 足 / 重 / 立 / 目 / 側 / 視 / 仄 / 見 |
「足」を含むことわざ
- 相手にとって不足はない(あいてにとってふそくはない)
- 足搔きが取れない(あがきがとれない)
- 悪衣悪食を恥ずる者は、未だ与に議するに足らず(あくいあくしょくをはずるものは、いまだともにぎするにたらず)
- 揚げ足取り(あげあしとり)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 足がある(あしがある)
- 足が重い(あしがおもい)
- 足が竦む(あしがすくむ)
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- 足が地に着く(あしがちにつく)
「重」を含むことわざ
- 足が重い(あしがおもい)
- 浮世の苦楽は壁一重(うきよのくらくはかべひとえ)
- おじを見ると荷が重い(おじをみるとにがおもい)
- 重きを置く(おもきをおく)
- 重きを成す(おもきをなす)
- 重荷に小づけ(おもににこづけ)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
- 鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
- 紙一重の差(かみひとえのさ)
- 軽い返事に重い尻(かるいへんじにおもいしり)
「立」を含むことわざ
- 愛立てないは祖母育ち(あいだてないはばばそだち)
- 間に立つ(あいだにたつ)
- 青筋を立てる(あおすじをたてる)
- 証を立てる(あかしをたてる)
- 明かりが立つ(あかりがたつ)
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 頭から湯気を立てる(あたまからゆげをたてる)
- あちら立てればこちらが立たぬ(あちらたてればこちらがたたぬ)
「目」を含むことわざ
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 網の目を潜る(あみのめをくぐる)
- 好い目(いいめ)
- いい目が出る(いいめがでる)
「側」を含むことわざ
- 足を重ねて立ち、目を側てて視る(あしをかさねてたち、めをそばだててみる)
- 側杖を食う(そばづえをくう)
- 目を側める(めをそばめる)
「視」を含むことわざ
- 声なきに聴き、形なきに視る(こえなきにきき、かたちなきにみる)
- 心ここに在らざれば視れども見えず(こころここにあらざればみれどもみえず)
- 視線を浴びる(しせんをあびる)
- 視野が広い(しやがひろい)
- 死を視ること帰するが如し(しをみることきするがごとし)
- 十目の視る所、十手の指す所(じゅうもくのみるところ、じっしゅのさすところ)
- 生を視ること死の如し(せいをみることしのごとし)
- その子を知らざればその友を視よ(そのこをしらざればそのともをみよ)
- 白眼視(はくがんし)
「仄」を含むことわざ
- 足を重ねて立ち、目を仄てて見る(あしをかさねてたち、めをそばだててみる)
- 平仄が合わない(ひょうそくがあわない)
