「足」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 84 件
「足」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全84件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
揚げ足を取る(あげあしをとる)
相手の言い間違いや言葉じりをとらえて、やり込めたり皮肉ったりすること。 相手のあげた足を取って倒すように、相手の失言や失敗につけ込むことから。
足がある(あしがある)
走るのが速い。
足が重い(あしがおもい)
行かなければいけないと思いながらも、気がすすまずに行く気にならないようす。
足が竦む(あしがすくむ)
恐ろしさや極度の緊張によって、足に力が入らなくなり思うように動けなくなること。転じて、怖さから行動に移せなくなること。
足が地に着かない(あしがちにつかない)
1.うれしさや緊張などのために、気持ちが落ち着かず、そわそわしている様子。 2.考えや計画、行動が浮ついていて、確かさや着実さに欠ける様子。 「着かない」は「付かない」とも書く。 「地に足が着(付)かない」ともいう。
足が地に着く(あしがちにつく)
考え方や行動が現実をしっかり捉えており、落ち着いていて危なげがない。 「着く」は「付く」とも書く。
足が付く(あしがつく)
逃亡者の足取りが分かる。また、犯人の手がかりがつかめる。
足が出る(あしがでる)
予算よりも支出が多くなる。赤字になる。
足が遠のく(あしがとおのく)
今までよく行っていた場所へ、訪れる機会が少なくなる。疎遠になる。
足が途絶える(あしがとだえる)
これまであった人や客の往来が急になくなり、その場所が寂れること。
足が早い(あしがはやい)
商品の売れ行きがよいこと。 また、食べ物が腐るのがはやく、長持ちしないこと。
足が棒になる(あしがぼうになる)
歩き過ぎや立ち続けで、足が棒のように固く強張るほど、ひどく疲れるようす。
足が向く(あしがむく)
無意識のうちに、自然とある方向へ行く。
足蹴にする(あしげにする)
人に対してぞんざいな扱いをしたり、ひどい仕打ちを与えたりする。
足駄を履いて首ったけ(あしだをはいてくびったけ)
異性に惚れ込み夢中になることのたとえ。 歯の高い下駄である足駄を履いていても、なお首まで浸かってしまうほど深い場所にはまり込むとの意から。
足駄を履く(あしだをはく)
売買の仲介や頼まれた買い物などで、実際の値より高く言い立てて差額を取ること。上前をはねること。値段を高く見せかけること。
足で稼ぐ(あしでかせぐ)
自分で動き回ったり行動をしたりして、成果を得る。
足手纏い(あしでまとい)
手足にまとわりついて自由な動きを妨げるように、進行や仕事の妨げとなり、手助けどころか負担になること。また、そのような存在。 「あしてまとい」ともいう。
足止めを食う(あしどめをくう)
何らかの事情でその場から先に進めなくなったり、外出を禁じられたりする。
足並が乱れる(あしなみがみだれる)
複数の人が、進み方や考え方、行動の調子をそろえられなくなり、まとまりが失われること。 意見の不一致や連携不足などで、全体の動きがちぐはぐになることをいう。 「足が乱れる」ともいう。
足並みを揃える(あしなみをそろえる)
多くの人の考え方や意見、方針が一致して、同じ行動をとる。
足に任せる(あしにまかせる)
特に目的を定めずに、気の向くままに歩くこと。また、足の力が続く限り歩くこと。
足の裏の飯粒(あしのうらのめしつぶ)
1.足の裏にはりついた飯粒のように、じゃまで煩わしく、なかなか離れないもののたとえ。 2.取らないと気持ちが悪いが、取っても食えないもののたとえ。「取る(取得する)」と「取っても食えない(生活の糧にならない)」を掛け、苦労して取ってもそれだけでは役に立ちにくい資格・学位・技術などを指す。 「飯粒」は「米粒」ともいう。
足の裏の飯粒をこそげる(あしのうらのめしつぶをこそげる)
極端に物惜しみすることのたとえ。 「こそげる」は削り取ることで、足の裏に付着したわずかな米粒までも削り落として食べるという、執念深く卑しい様子から。
足の踏み場もない(あしのふみばもない)
足を置くわずかなすき間もないほど、部屋に物が散らかっているようす。
足場を失う(あしばをうしなう)
物事を行うときの拠り所がなくなってしまうこと。
足場を固める(あしばをかためる)
物事を行うときの、拠り所となる土台をしっかりとしたものにすること。
足踏みをする(あしぶみをする)
物事が進展せずに、同じ状態にとどまっているようす。
足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
身近なところで、突然思いもかけないことが起きることのたとえ。また、急に思い立って物事を始めるようす。
足元に付け込む(あしもとにつけこむ)
相手の弱点を見抜いてそれにつけ込むたとえ。 「足下につけ込む」とも書く。
足下に火が付く(あしもとにひがつく)
身に危険や災難が差し迫り、一刻の猶予もなくなった状態のたとえ。 「足下から火が付く」ともいう。
足元にも及ばない(あしもとにもおよばない)
力量の開きが大きすぎて、とうてい肩を並べられないこと。 相手の足の位置にすら届かないとの意から。 「足元へも寄り付けない」ともいう。
足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
自分が不利な状態にならないうちに、手遅れにならないうちに、ということ。
足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
身近なことや手元の物事をおろそかにしていると、思いがけず失うことのたとえ。 足もとにいる鳥ならいつでも捕まえられると油断しているうちに、逃げられてしまうという意から。
足元を固める(あしもとをかためる)
自分の立場や状況を安定させること。
足元を見る(あしもとをみる)
相手の困りどころや弱点につけ込み、値をふっかけるなどして不当に利益を得ようとすることのたとえ。 弱点を突かれる側は「足元を見られる」という。
足を洗う(あしをあらう)
悪事をやめること。また、今までの仕事をやめること。
足を奪われる(あしをうばわれる)
事故や災害などにより交通機関が利用できなくなり、身動きが取れなくなること。
足を限りに(あしをかぎりに)
歩ける限り。足の力が続く限り。
足を知らずして履を為る(あしをしらずしてくつをつくる)
人の本性には大きな違いがなく、同じ種類のものは性質もおおむね似通うことのたとえ。 人の足の大きさはだいたい同じであり、いちいち測らずとも靴を作れる意から。 「履」は「屨」とも書く。
足を掬う(あしをすくう)
相手の隙につけこんで失敗させること。失脚させる。 「足元を掬う(あしもとをすくう)」は誤用とされている。
足を空(あしをそら)
1.非常にあわてふためいて、足が地につかないほど急いで歩き回ること。また、その様子。 2.心が浮き立って気もそぞろになり、浮かれ歩くさま。 「足も空」ともいう。
足を出す(あしをだす)
予算以上使って赤字になること。
足を止める(あしをとめる)
進むのをやめて、その場に立ち止まること。
足を取られる(あしをとられる)
酒を飲み過ぎて酔ったり、足元に邪魔なものがあったりして、思うように歩けないこと。
足を抜く(あしをぬく)
好ましくない関係を断つこと。仲間から外れること。
足を延ばす(あしをのばす)
予定していた目的地から、さらに遠くまで行くこと。
足を運ぶ(あしをはこぶ)
何かの目的のために出掛けること。訪問すること。
足を引っ張る(あしをひっぱる)
他人の成功や昇進の邪魔をすること。また、物事の順調な進行を妨げること。
足を踏み入れる(あしをふみいれる)
ある場所に入ること。また、新たな社会と関係するようになること。 「足を入れる」ともいう。
足を棒にする(あしをぼうにする)
長い間歩いたり立ち続けたりして、足が棒のように固く突っ張るほど、疲れ切ること。 「足を擂り粉木にする」ともいう。
足を向けて寝られない(あしをむけてねられない)
恩を受けた人に対する尊敬や感謝の気持ちを、強く忘れずにいることのたとえ。 恩人に対して足を向けることは、失礼に当たるということから。
頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
人の身体の上から下まで。全身のこと。転じて、何から何まで。全部。すべて。
後足で砂をかける(あとあしですなをかける)
去り際に迷惑をかけたり、裏切ったりすることのたとえ。 犬などが糞をしたあとに、後ろ足で砂を蹴散らすようすから。
歩く足には塵が付く(あるくあしにはちりがつく)
何か物事を行おうとすれば必ず煩わしいことが起きる。だから何もせずじっとしているのにかぎるということ。 「歩く足には泥が付く」ともいう。
一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
わずかな労力のこと。また、細かい一つ一つの動作や行動のこと。 一度手を挙げ、一度足を動かすとの意から。
芋幹で足を衝く(いもがらであしをつく)
思いもよらぬ弱者や無力な存在に足をすくわれ、失敗すること。 また、通常では考えられないような誇張された出来事のたとえ。 「芋幹」は「芋茎」、「衝く」は「突く」とも書く。 また、「長芋で足を突く」ともいう。
馬の足(うまのあし)
芝居で馬の脚に入る端役をいい、転じて芸のつたない役者をこきおろす言葉。 顔を出さずに胴から下だけを務める役どころで、芸を見せる機会のない下働きとされたことによる。
片足を突っ込む(かたあしをつっこむ)
ある分野に少しだけ関わりをもつこと。
棺桶に片足を突っ込む(かんおけにかたあしをつっこむ)
死期が迫っていることのたとえ。
首縊りの足を引く(くびくくりのあしをひく)
首をくくって死のうとしている人の足を引っぱるような、むごいことをするたとえ。
事ある時は仏の足を戴く(ことあるときはほとけのあしをいただく)
普段は不信心な人でも、困ったときには仏の足元にひれ伏して救いを求めるというたとえ。
手足を措く所なし(しゅそくをおくところなし)
安心して身を置く所がないということ。また、不安でたまらないこと。
後足を踏む(しりあしをふむ)
迷って行動できないこと。後退りすること。躊躇う。
地獄の上の一足飛び(じごくのうえのいっそくとび)
きわめて危険な行為のたとえ。
銭は足なくして走る(ぜにはあしなくしてはしる)
金には足などついていないのに、まるで足があるかのように、人から人へと渡って行くということ。
蛇足(だそく)
余計なもの、無用のもののたとえ。昔、中国で蛇の絵を早く描く競争をした時、先に書き上げた者がつい足まで描いてしまったために負けたという故事から。
伊達の素足もないから起こる、あれば天鵞絨の足袋も履く(だてのすあしもないからおこる、あればびろうどのたびもはく)
どうしようもなくて我慢することのたとえ。 粋だと言われている伊達の素足も、実は足袋を買う金がないからだとの意から。 「伊達の素足も貧から起こる」ともいう。
手足となる(てあしとなる)
ある人の命令や指示を忠実に守って動くこと。 その人の手や足の代わりになるという意味から。 「手足」は「しゅそく」とも読む。
手足を伸ばす(てあしをのばす)
ゆっくりと休むこと。のんびりとくつろぐこと。
手が入れば足も入る(てがいればあしもいる)
一度気を許すと次々と入り込まれることのたとえ。また、次第に深入りすることのたとえ。
手でする事を足でする(てですることをあしでする)
正しい方法を用いずに、誤ったやり方をするたとえ。
手取り足取り(てとりあしとり)
細かいところまで一つずつ丁寧に教える様子。
手の舞、足の踏む所を知らず(てのまい、あしのふむところをしらず)
うれしさが先に立って、手足が勝手に動いてしまう。 自分でも収まりのつかないほど気持ちが弾んでいるさま。
手の奴足の乗り物(てのやっこあしののりもの)
他人を頼らず、自分の力で物事を行うこと。 召使の代わりに自分の手で行って、乗り物の代わりに自分の足を使って歩くという意味から。
手も足も出ない(てもあしもでない)
自分の力ではどうしようもないということ。施す手段がなくて手が打てない様子。
徳俵に足がかかる(とくだわらにあしがかかる)
追い詰められているさま。後がないさま。 「徳俵」は、相撲の土俵上の円の東西南北の四ケ所に設けられた俵一つ分の出っ張りのこと。 土俵上で内外の境界となる徳俵に足がかかることから、追い詰められた状態を表す。
二の足を踏む(にのあしをふむ)
ものごとを進める決心がつかず、ためらうこと。 一歩目は進んでも、二歩目は足踏みすることから。
抜き足差し足(ぬきあしさしあし)
物音を立てないように、そっと静かに歩くこと、また、そのさま。
抜き足して来るひとに碌な者なし(ぬきあししてくるひとにろくなものなし)
音をさせないように近づく者は、何か後ろ暗い所があるので碌(ろく)な者ではないということ。
抜き足すれば道付く(ぬきあしすればみちつく)
人に知られないようにすると、かえって目立つことになるということ。 音を立てないように抜き足差し足で歩くと、かえってその跡がついてしまうとの意から。
馬鹿の大足(ばかのおおあし)
大きな足は馬鹿のしるしであるという俗説から、足の大きな人をからかっていうことば。
無駄足を踏む(むだあしをふむ)
わざわざ出掛けたのに、留守などで本来の目的を果たせずに徒労に終わること。
老化は足から(ろうかはあしから)
老化現象は、足の痛みやもつれなど、足に関する症状から現れるということ。
