あちら立てればこちらが立たぬとは
あちら立てればこちらが立たぬ
あちらたてればこちらがたたぬ
言葉 | あちら立てればこちらが立たぬ |
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読み方 | あちらたてればこちらがたたぬ |
意味 | 一方に良いようにすれば、他方には悪く、どちらにも都合の良いようにするのは難しいということ。 |
異形 | 彼方立てれば此方が立たぬ(あちらたてればこちらがたたぬ) |
類句 | 猫が肥えれば鰹節が痩せる(ねこがこえればかつおぶしがやせる) |
東に近ければ西に遠い(ひがしにちかければにしにとおい) | |
入舟に良い風出船に悪い | |
頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる) | |
痛し痒し(いたしかゆし) | |
使用語彙 | こちら / 彼方 / 此方 |
使用漢字 | 立 / 彼 / 方 / 此 |
「立」を含むことわざ
- 開いた口に戸は立てられぬ(あいたくちにはとはたてられぬ)
- 愛立てないは祖母育ち(あいだてないはばばそだち)
- 間に立つ(あいだにたつ)
- 青筋を立てる(あおすじをたてる)
- 証が立つ(あかしがたつ)
- 証を立てる(あかしをたてる)
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人と屏風は曲がらねば立たぬ(あきんどとびょうぶはまがらねばたたぬ)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
「彼」を含むことわざ
- 暑さ寒さも彼岸まで(あつささむさもひがんまで)
- 彼も一時、此れも一時(かれもいちじ、これもいちじ)
- 彼も人なり、予も人なり(かれもひとなり、われもひとなり)
- 彼も人なり、我も人なり(かれもひとなり、われもひとなり)
- 彼を知り己を知れば百戦殆うからず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)
- 何や彼や(なにやかや)
- 二十過ぎての意見と彼岸過ぎての肥はきかぬ(はたちすぎてのいけんとひがんすぎてのこえはきかぬ)
- 彼岸過ぎての麦の肥、三十過ぎての男に意見(ひがんすぎてのむぎのこえ、さんじゅうすぎてのおとこにいけん)
「方」を含むことわざ
- 明後日の方(あさってのほう)
- 上を見れば方図がない(うえをみればほうずがない)
- 嘘も方便(うそもほうべん)
- 親方思いの主倒し(おやかたおもいのしゅたおし)
- 親方日の丸(おやかたひのまる)
- 方が付く(かたがつく)
- 方を付ける(かたをつける)
- 滑り道とお経は早い方がよい(すべりみちとおきょうははやいほうがよい)
- 滑り道と観音経は早い方がよい(すべりみちとかんのんきょうははやいほうがよい)
「此」を含むことわざ
- 彼方立てれば此方が立たぬ(あちらたてればこちらがたたぬ)
- 彼も一時、此れも一時(かれもいちじ、これもいちじ)