臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや
ことわざ「臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや」の意味・読み方・異形などを解説します。
臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや
がとうのかたわら、あにたにんのかんすいをいれんや
| 言葉 | 臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや |
|---|---|
| 読み方 | がとうのかたわら、あにたにんのかんすいをいれんや |
| 意味 | ほかの国が自分の国と並んで勢力を持つことを認めず、何としても天下を一つにまとめ上げようとする固い決意のたとえ。
「自分の寝台のすぐわきで、よその者がいびきをかいて寝ているのを、どうして黙って見ていられようか」というのが字面の意味。「臥榻」は寝台、「鼾睡」はぐっすり寝入って、いびきを立てること。 宋の初代皇帝の太祖が南唐(江南)を攻めていたころ、南唐から使者の徐鉉(じょげん)が来て、兵を引いてほしいと強く願い出た。太祖は怒って剣に手をかけ、「江南に何の罪があろう。だが天下は一つの家なのだ」と言い放ち、この言葉で願いを退けた。 四字熟語の「臥榻之側」は、この言葉の前半を取ったもの。君主は一人だけだという点で、天に二日無しと通じる。 |
| 例文 | 隣の国を次々と攻め取っていった戦国大名のやり方は、まさに臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんやという考え方をよく表している。 |
| 出典 | 『続資治通鑑長編』巻十六 |
| 異形 | 臥榻の側、他人の鼾睡を容れず(がとうのかたわら、たにんのかんすいをいれず) |
| 場面 | 政治 / 両立しない |
| 使用漢字 | 臥 / 榻 / 側 / 豈 / 他 / 人 / 鼾 / 睡 / 容 |
「臥」を含むことわざ
- 臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや(がとうのかたわら、あにたにんのかんすいをいれんや)
- 木陰に臥す者は枝を手折らず(こかげにふすものはえだをたおらず)
- 床に臥す(とこにふす)
- 子に臥し寅に起きる(ねにふしとらにおきる)
- 骨折り損の草臥れ儲け(ほねおりぞんのくたびれもうけ)
- 枕を高くして臥す(まくらをたかくしてふす)
「榻」を含むことわざ
- 臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや(がとうのかたわら、あにたにんのかんすいをいれんや)
- 榻の端書き(しじのはしがき)
「側」を含むことわざ
- 足を重ねて立ち、目を側てて視る(あしをかさねてたち、めをそばだててみる)
- 臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや(がとうのかたわら、あにたにんのかんすいをいれんや)
- 側杖を食う(そばづえをくう)
- 目を側める(めをそばめる)
「豈」を含むことわざ
- 豈図らんや(あにはからんや)
- 臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや(がとうのかたわら、あにたにんのかんすいをいれんや)
- 虎豹豈犬羊の欺きを受けんや(こひょうあにけんようのあざむきをうけんや)
「他」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
- 親子の仲でも金銭は他人(おやこのなかでもきんせんはたにん)
- 親の打つ拳より他人の摩るが痛い(おやのうつこぶしよりたにんのさするがいたい)
- 親の欲目と他人の僻目(おやのよくめとたにんのひがめ)
- 顧みて他を言う(かえりみてたをいう)
- 貸し借りは他人(かしかりはたにん)
- 兄弟は他人の始まり(きょうだいはたにんのはじまり)
- 金銭は他人(きんせんはたにん)
- 親は泣き寄り、他人は食い寄り(しんはなきより、たにんはくいより)
「人」を含むことわざ
- 赤の他人(あかのたにん)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 商人に系図なし(あきんどにけいずなし)
- 商人の嘘は神もお許し(あきんどのうそはかみもおゆるし)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 商人の空誓文(あきんどのそらせいもん)
- 商人の空値(あきんどのそらね)
- 商人の元値(あきんどのもとね)
- 商人は木の葉も錦に飾る(あきんどはこのはもにしきにかざる)
- 商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
「鼾」を含むことわざ
- 臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや(がとうのかたわら、あにたにんのかんすいをいれんや)
「睡」を含むことわざ
- 海棠の睡り未だ足らず(かいどうのねむりいまだたらず)
- 臥榻の側、豈に他人の鼾睡を容れんや(がとうのかたわら、あにたにんのかんすいをいれんや)
- 食後の一睡、万病丹(しょくごのいっすい、まんびょうたん)
