雁書とは
雁書
がんしょ
言葉 | 雁書 |
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読み方 | がんしょ |
意味 | 便り、手紙のこと。
中国前漢の蘇武が、匈奴に捕らえられた時、自分の生存を知らせる手紙を雁の足に結んで放ったという故事から。 「雁札」「雁帛」「雁の使い」「雁の便り」「雁の玉章」ともいう。 |
出典 | 『漢書』蘇武 |
異形 | 雁札(がんさつ) |
雁帛(がんぱく) | |
雁の使い(かりのつかい) | |
雁の便り(かりのたより) | |
雁の玉章(かりのたまずさ) | |
使用漢字 | 雁 / 書 / 札 / 帛 / 使 / 便 / 玉 / 章 |
「雁」を含むことわざ
- 葦を啣む雁(あしをふくむかり)
- 後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
- 後の雁が先になる(あとのがんがさきになる)
- 雁がたてば鳩もたつ(がんがたてばはともたつ)
- 雁が飛べば石亀も地団駄(がんがとべばいしがめもじだんだ)
- 雁首を揃える(がんくびをそろえる)
- 雁首を並べる(がんくびをならべる)
「書」を含むことわざ
- 頭搔くか字を書くか(あたまかくかじをかくか)
- 急ぎの文は静かに書け(いそぎのふみはしずかにかけ)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
- 書いた物が物を言う(かいたものがものをいう)
- 顔に書いてある(かおにかいてある)
- 家書万金に抵る(かしょばんきんにあたる)
- 効能書きの読めぬ所に効能あり(こうのうがきのよめぬところにこうのうあり)
- 尽く書を信ずれば書なきに如かず(ことごとくしょをしんずればしょなきにしかず)
- 尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず(ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず)
「札」を含むことわざ
「帛」を含むことわざ
「使」を含むことわざ
- 顎で使う(あごでつかう)
- 居仏が立ち仏を使う(いぼとけがたちぼとけをつかう)
- 居留守を使う(いるすをつかう)
- 色目を使う(いろめをつかう)
- 江戸っ子は宵越しの銭は使わぬ(えどっこはよいごしのぜにはつかわぬ)
- おべっかを使う(おべっかをつかう)
- 金なき者は金を使う(かねなきものはかねをつかう)
- 金は良き召し使いなれど悪しき主なり(かねはよきめしつかいなれどあしきしゅなり)
- 金持ち、金使わず(かねもち、かねつかわず)
- 烏を鵜に使う(からすをうにつかう)
「便」を含むことわざ
- 嘘も方便(うそもほうべん)
- 風の便り(かぜのたより)
- 寒さ小便、ひだるさ欠伸(さむさしょうべん、ひだるさあくび)
- 便りのないのはよい便り(たよりのないのはよいたより)
- 蚤の小便、蚊の涙(のみのしょうべん、かのなみだ)
- ひだるさ欠伸、寒さ小便(ひだるさあくび、さむさしょうべん)
「玉」を含むことわざ
- 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
- 氏なくして玉の輿(うじなくしてたまのこし)
- 憂いを掃う玉箒(うれいをはらうたまははき)
- 大目玉を食う(おおめだまをくう)
- お目玉を食う(おめだまをくう)
- 女氏無くして玉の輿に乗る(おんなうじなくしてたまのこしにのる)
- 女は氏無うて玉の輿に乗る(おんなはうじのうてたまのこしにのる)
- 褐を被て玉を懐く(かつをきてたまをいだく)
- 艱難、汝を玉にす(かんなん、なんじをたまにす)
「章」を含むことわざ
- 雁の玉章(かりのたまずさ)
- 法三章(ほうさんしょう)