「使」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 40 件
「使」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
顎で使う(あごでつかう)
高慢な態度で人をこき使うこと。 顎をしゃくるなどの合図だけで人を指図することから。 「顎で人を使う」「頤で人を使う」ともいう。
居仏が立ち仏を使う(いぼとけがたちぼとけをつかう)
座っている者が、立っている者に用事を頼むたとえ。「居仏」は、座像の仏のこと。
居留守を使う(いるすをつかう)
在宅していながら、出かけている体を通すこと。訪ねてきた相手に応じたくないとき、扉の内側で息を潜める。
入れ物と人はある物使え(いれものとひとはあるものつかえ)
器も人手も、そこにあるもので賄うのがよいということ。あつらえの道具や選り抜きの人材を待つより、有り合わせを役立てよという教え。
色目を使う(いろめをつかう)
相手の気を引くような態度をとる。気のありそうな素ぶりを見せる。
江戸っ子は宵越しの銭は使わぬ(えどっこはよいごしのぜにはつかわぬ)
江戸っ子はその日に稼いだお金はその日のうちに使ってしまうということ。江戸っ子の気前のよさを自慢して言った言葉。 「持たぬ」は「使わぬ」ともいう。
縁の下の鍬使い(えんのしたのくわづかい)
狭い場所や狭い立場に押し込められて、持てる腕を出しきれないこと。 縁の下にもぐって鍬を握っても、振り上げる余地がないことから。
おべっかを使う(おべっかをつかう)
自分の利益になる相手の機嫌をとり、こびへつらうこと。
金なき者は金を使う(かねなきものはかねをつかう)
金持ちは金に執着して金を惜しむが、金のない者は、かえって執着しないで浪費するものだということ。
金は良き召し使いなれど悪しき主なり(かねはよきめしつかいなれどあしきしゅなり)
金は自分の意思で運用しているうちはよいが、金に使われるようになると害をもたらすという戒め。
金持ち、金使わず(かねもち、かねつかわず)
蔵を持つ者ほど、財布の口を締めて動かさない。 「槍持ち、槍を使わず」と続けて言い、手元にある物ほど惜しむ性分を並べ立てる。
烏を鵜に使う(からすをうにつかう)
役に立たない者を、才能が必要とされる重要な地位に置くことのたとえ。 「烏」は、魚をとらない役に立たないもの。 「鵜」は、魚をとる役に立つもの。
雁の使い(かりのつかい)
便り、手紙のこと。 中国前漢の蘇武が、匈奴に捕らえられた時、自分の生存を知らせる手紙を雁の足に結んで放ったという故事から。 「雁札」「雁帛」「雁の使い」「雁の便り」「雁の玉章」ともいう。
雉子の頓使い(きぎしのひたづかい)
使いに出たきり戻らない者のこと。また、供をつけずに一人だけを使者に立てるのを忌んでいう言葉。 葦原中国の平定に遣わされた天稚彦が任を果たさぬまま復命せず、様子を見に飛んだ雉を射殺したという神話から。
気を使う(きをつかう)
周りの人などに配慮しながら、細かいところにまで意識をかたむけること。 「使う」は「遣う」とも書く。
下種は槌で使え(げすはつちでつかえ)
愚かな者は、道理を説明してもなかなか理解しないため、叩いたり叱りつけたりして使わなければならないという教え。
言葉は心の使い(ことばはこころのつかい)
心に思っていることは、自然に言葉に表れるということ。
子供の使い(こどものつかい)
要領を得ず、役に立たない使いのたとえ。
獅子も頭の使いがら(ししもかしらのつかいがら)
同じ顔ぶれの集まりでも、束ねる者の采配ひとつで働きぶりはまるで変わるということ。 獅子舞は、獅子頭を操る者の手さばきしだいで舞の見栄えが決まることから。
死に金を使う(しにがねをつかう)
使っても無駄になる金銭の使い方をすること。
白髪は冥土の使い(しらがはめいどのつかい)
年をとって増えてくる白髪は、死が近づきつつある証拠であるということ。
神経を使う(しんけいをつかう)
問題が発生しないように細かいところまで気を配ること。
水道の水で産湯を使う(すいどうのみずでうぶゆをつかう)
江戸っ子が江戸生まれであることを自慢していうことば。江戸には金と労力をかけて作った神田上水と玉川上水があり、この水道水の産湯を使ったということから。
銭ある時は鬼をも使う(ぜにあるときはおにをもつかう)
金さえあれば、どんな人でも自分の思うままに使うことができるということ。 金があれば、怖い鬼であろうとも思い通りにすることができるとの意から。
空を使う(そらをつかう)
知らない振りをすること。とぼけること。または、平気で嘘を言うこと。
立ち仏が居仏を使う(たちぼとけがいぼとけをつかう)
立っている者が、座っている者に用事を頼むたとえ。自分で出来ることを無精して人にさせるたとえ。「居仏」は、座像の仏のこと。
立ってる者は親でも使え(たってるものはおやでもつかえ)
急ぎの時は、たとえ親でも、近くに立っている人を使えということ。座っている人間が、立っている人間にものを頼む時の言い訳にいう言葉。
民を使うに時を以てす(たみをつかうにときをもってす)
人民を公の労役に就かせるときは、農作業の妨げにならない時期を選べということ。 孔子が大国を治める心得を挙げた中の一句で、事を慎んで信を守ること、費えを切り詰めて人を愛することに続けて説かれている。
出しに使う(だしにつかう)
自分の利益のために、他のものを利用する。出しにする。 「出しにする」ともいう。
手水を使う(ちょうずをつかう)
社殿や堂に上がる前、水で身の穢れを落とす所作をする。 また、厠へ立つことを遠回しに言う形でも使う。
