卯の時雨に笠持つな
ことわざ「卯の時雨に笠持つな」の意味・読み方・異形などを解説します。
卯の時雨に笠持つな
うのときあめにかさもつな
| 言葉 | 卯の時雨に笠持つな |
|---|---|
| 読み方 | うのときあめにかさもつな |
| 意味 | 朝早く降りだした雨はほどなく上がるので、出かけるときに笠(頭にかぶる雨よけ)の支度をしなくても差しつかえないとする教え。
「卯の時」は、かつて使われた時の呼び名の一つで、いまの朝六時ごろにあたる。「卯の時雨(うのときあめ)」は、その時刻に降りだす雨のこと。こうした雨はじきにやんで、むしろ晴れてくるしるしだとみなされていた。 似た心得を説く言葉に、朝雨に傘要らずや朝雨馬に鞍置けがある。 |
| 例文 | 明け方からの小雨を見ても、祖父は卯の時雨に笠持つなと言って、傘を持たずに畑へ出ていった。 |
| 異形 | 卯の時雨に笠を脱げ(うのときあめにかさをぬげ) |
| 場面 | 前兆 / 天気 |
| 使用漢字 | 卯 / 時 / 雨 / 笠 / 持 / 脱 |
「卯」を含むことわざ
- 卯の時雨に笠持つな(うのときあめにかさもつな)
「時」を含むことわざ
- 挨拶は時の氏神(あいさつはときのうじがみ)
- 朝顔の花一時(あさがおのはなひととき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- ある時は米の飯(あるときはこめのめし)
- ある時払いの催促なし(あるときばらいのさいそくなし)
- いざという時(いざというとき)
- 何時にない(いつにない)
- 今を時めく(いまをときめく)
- 飢えたる時は食を択ばず(うえたるときはしょくをえらばず)
「雨」を含むことわざ
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
- 朝雨に傘要らず(あさあめにかさいらず)
- 朝雨は女の腕まくり(あさあめはおんなのうでまくり)
- 朝虹は雨、夕虹は晴れ(あさにじはあめ、ゆうにじははれ)
- 朝焼けは雨、夕焼けは晴れ(あさやけはあめ、ゆうやけははれ)
- 雨栗日柿(あまぐりひがき)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 雨夜の月(あまよのつき)
「笠」を含むことわざ
- 姉は菅笠、妹は日傘(あねはすげがさ、いもとはひがさ)
- 雨晴れて笠を忘れる(あめはれてかさをわすれる)
- 逢うた時に笠を脱げ(おうたときにかさをぬげ)
- 笠に着る(かさにきる)
- 笠の台が飛ぶ(かさのだいがとぶ)
- 喧嘩にかぶる笠はない(けんかにかぶるかさはない)
- 心に笠着て暮らせ(こころにかさきてくらせ)
- 千貫のかたに編笠一蓋(せんがんのかたにあみがさいっかい)
- 月に雨笠日笠なし(つきにあまがさひがさなし)
- 遠目、山越し、笠の内(とおめ、やまごし、かさのうち)
「持」を含むことわざ
- 伊勢は津で持つ津は伊勢で持つ尾張名古屋は城で持つ(いせはつでもつつはいせでもつおわりなごやはしろでもつ)
- 浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
- 馬持たずに馬貸すな(うまもたずにうまかすな)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大船に乗った気持ち(おおぶねにのったきもち)
- 置き酌失礼、持たぬが不調法(おきじゃくしつれい、もたぬがぶちょうほう)
- お椀を持たぬ乞食はない(おわんをもたぬこじきはない)
- 肩を持つ(かたをもつ)
- 金は天下の回り持ち(かねはてんかのまわりもち)
