「前兆」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 40 件
「前兆」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全40件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
朝に降る雨はすぐに止むから、馬に鞍を置いて外出する用意をせよ、ということ。
朝虹は雨、夕虹は晴れ(あさにじはあめ、ゆうにじははれ)
朝に虹が出るとその日は雨、夕方の虹は翌日が晴れになるということ。
朝焼けは雨、夕焼けは晴れ(あさやけはあめ、ゆうやけははれ)
空が朝方に赤らむとその日は降られ、日暮れに赤らめば次の日は好天になる。空の色を見て天気を占う言い伝え。
嵐の前の静けさ(あらしのまえのしずけさ)
台風が来る前に一時的に風が止むように、事件や変事が起こる前の不気味な静けさのこと。
暗影を投ずる(あんえいをとうずる)
これからの成り行きに対する不安を投げかけること。 「暗影」は暗い影。転じて不安や不吉の兆し。
一事が万事(いちじがばんじ)
一つの事を見るだけで他のすべての事を推察できるということ。
一度あることは二度ある(いちどあることはにどある)
一度起きたことは、後でまた同じようなことが起こりやすいので注意せよということ。この後に続けて「二度あることは三度ある」ともいう。
一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪ひく(いちにほめられにににくまれさんにほれられしにかぜひく)
くしゃみが立て続けに出たとき、その回数で人の噂の中身を読む数え歌。 四度まで続いたらもう噂ではなく体のほうを疑え、という落ちが付く。
一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
わずかな前兆を見て、その後の大事を予知するたとえ。
縁起でもない(えんぎでもない)
悪いことが起こりそうで不安だ。縁起が悪い。 不吉なことを言った相手をとがめる言葉として使われる。
縁起を担ぐ(えんぎをかつぐ)
身のまわりの出来事に吉凶の前ぶれを読み取って、それにこだわること。 「縁起」はここでは物事の前ぶれをいう。 神事の幣束をかつぐ「御幣を担ぐ」の言い方にならった形といわれる。 同じ意味の言い方に「験を担ぐ」がある。
影が差す(かげがさす)
不吉で、よくない兆候が現れること。
堅き氷は霜を履むより至る(かたきこおりはしもをふむよりいたる)
厚く張る氷も、はじめは踏めば消えるほどの霜から積み重なっていく。大きな事態は目にも留まらぬ小さな始まりから育つのだから、早いうちに手当てをしておけ。
鎌首をもたげる(かまくびをもたげる)
よくないことが起こる気配がある。また、暫く鳴りをひそめていた動きが再び活発化すること。 「鎌首」は、ヘビやカマキリなどが威嚇や攻撃をするために、鎌のように持ち上げた首。 「もたげる」は、持ち上げること。多くは、よくない動きについていう。
飢饉は海から(ききんはうみから)
海の不漁は飢饉の前兆であるということ。
桐一葉(きりひとは)
桐の葉が一枚落ちるのを見て、秋の訪れを知ること。転じて、小さなできごとから衰亡の兆しを感じ取ることのたとえ。
雲行きが怪しい(くもゆきがあやしい)
ものごとの成り行きや情勢が不穏で、これから波乱が起きそうな様子。 天候が崩れそうであるという意味から。
験がいい(げんがいい)
縁起がいいことのたとえ。 「験」は吉凶の兆しや前兆のこと。
験を担ぐ(げんをかつぐ)
身のまわりの出来事に吉凶の前ぶれを読み取って、それにこだわること。 「験」は修行や祈祷のききめをいう語で、転じて吉凶のきざしの意でも使う。 「縁起を担ぐ」から出た言い方といわれる。一説に「縁起」を逆さにした「ぎえん」が縮まって「げん」になったともいう。 同じ意味の言い方に「縁起を担ぐ」がある。
心が騒ぐ(こころがさわぐ)
よくないことが起こりそうな予感がして、気持ちが落ち着かず不安になること。
幸先がいい(さいさきがいい)
物事を行おうとした時によい兆しがあり、これから先が期待できる様子。
山雨来らんとして風楼に満つ(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)
何事か変事が起こる前に、なんとなく不穏な気配がただよう様子。 「楼」は、高殿のこと。 山の雨が降り出す前には、前ぶれの風が高殿へ吹きつけることから。 「山雨来らんと欲して風楼に満つ」ともいう。
霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)
足もとに霜が置くようになれば、ほどなく水は堅く凍る。ささやかな不穏の芽を見過ごしていると、事はいつしか引き返せないところまで進む。
白髪は冥土の使い(しらがはめいどのつかい)
年をとって増えてくる白髪は、死が近づきつつある証拠であるということ。
蛇は寸にして人を呑む(じゃはすんにしてひとをのむ)
まだ手のひらに乗るほどの太さでも、身の丈を超える相手を丸ごと収める構えでいる。 のちに名を成す者は、小さいうちから並外れた押しの強さを見せるという。
栴檀は双葉より芳し(せんだんはふたばよりかんばし)
大成する人は幼少期から優れているというたとえ。 「栴檀」は、香木の名。白檀の異称。 白檀は発芽の頃から芳香を放つことから。
大事は小事より起こる(だいじはしょうじよりおこる)
どのような大事も、取るに足りない小さなことが原因となって引き起こされるということ。小さな油断にも気をつけよという戒めの言葉。
月に雨笠日笠なし(つきにあまがさひがさなし)
月にかさがかかれば必ず雨が降り、晴れの時は月にかさはかからないということ。
灯滅せんとして光を増す(とうめっせんとしてひかりをます)
病人が死ぬ間際に一時的に回復したり、物事が滅びる前に一時勢いを盛り返すことのたとえ。灯火が消える直前に明るく輝くことから。
二度あることは三度ある(にどあることはさんどある)
同じようなことが二度続けば、もう一度起こる可能性が高いということ。
白虹日を貫く(はっこうひをつらぬく)
臣下が君主に対して反乱を起こす予兆のたとえ。白い虹は武器、太陽は君主の象徴と解釈され、白い虹が太陽を貫いてかかることから、兵乱が起こり君主に危害を加える前兆とされたことから。
実の生る木は花から知れる(みのなるきははなからしれる)
実をたわわに付ける木は、花の付きようからしてすでに違う。 のちに大を成す者は、幼いうちからどこか常の子とは異なる何かを見せるということ。 「実を結ぶ木は花より知らるる」「生る木は花から違う」ともいう。
虫が知らせる(むしがしらせる)
なんとなく感じるたとえ。予感がすること。
虫の知らせ(むしのしらせ)
なんとなく悪い予感がすること。
夕焼けに鎌を研げ(ゆうやけにかまをとげ)
夕焼けになると翌日は晴れに違いないから、鎌を研いで明日の仕事の準備をしておけということ。
雪の明日は裸虫の洗濯(ゆきのあしたははだかむしのせんたく)
雪の降った翌日は晴天になることが多いということ。 「裸虫」は貧しくて着る物がろくにない人のこと。 雪が降った翌日は天気が良く、貧乏人も着ていた物を脱いで洗濯するほど暖かいとの意から。
雪は豊年の瑞(ゆきはほうねんのしるし)
雪が多く降る年は、その年が豊作になる前触れだということ。「瑞」は前触れの意。
夜上がり天気雨近し(よあがりてんきあめちかし)
夜のうちに雨が上がり晴れた天気は、長く続かないということ。
履霜の戒め(りそうのいましめ)
小さな萌しのうちに手を打てという教え。霜が下りる時節になれば、やがて水の凍りつく寒さが来る。そう説く一句を、身を慎むための心得として呼び習わしたもの。
歴史は繰り返す(れきしはくりかえす)
人の世に起きることは、形を変えながら似た筋書きをなぞる。前の代で見たのと同じ過ちが、時を隔ててまた立ち現れる。
