兜を脱ぐについて
兜を脱ぐ
かぶとをぬぐ

言葉 | 兜を脱ぐ |
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読み方 | かぶとをぬぐ |
意味 | 降参すること。戦いに負けた武士が、敗北を認めたしるしに兜を脱いだことから。 |
出典 | - |
別表記 | 冑を脱ぐ(かぶとをぬぐ) |
使用されている漢字
「兜」を含むことわざ
石部金吉鉄兜(いしべきんきちかなかぶと)
非常に物堅く生真面目な人のこと。また、融通のきかない人のこと。 「石部金吉」は、物堅くて融通のきかない人のたとえとして、堅い物として有名な「石」と「金」を並べて人名のように言った語。 その石部金吉が、鉄の兜をかぶっているような極端な堅物という意から。
内兜を見透かす(うちかぶとをみすかす)
相手の内情や弱点を掴むたとえ。「内兜」は兜の内側のこと。
勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)
戦いに勝っても油断しないで心を引き締めよという戒めの言葉。 戦いに勝って兜を脱いだ時に、敵に襲われたらひとたまりもないので、勝っても兜の緒を締めなおして気を抜くなという意から。
兜を脱ぐ(かぶとをぬぐ)
「脱」を含むことわざ
逢うた時に笠を脱げ(おうたときにかさをぬげ)
知り合いに会った時は、まず挨拶をしなさいということ。 礼儀の大切さを説いた教え。
片肌脱ぐ(かたはだぬぐ)
相手を助けるために本気で力を貸すたとえ。物事を行う時に肌脱ぎになってするという意から。
裃を脱ぐ(かみしもをぬぐ)
相手に対する警戒心がなくなり、気楽に打ち解けた態度をとること。 「裃」は、江戸時代の武士の正装。
旧套を脱する(きゅうとうをだっする)
古くからのやり方を廃して、新しい方式や方向を目ざすこと。「旧套」は、古くさい形式や慣習のことで、それから脱け出すという意から。
虎口を脱する(ここうをだっする)
危険な状態からやっとのことで逃れること。「虎口」は、虎の口のように危険な場所の意。
シャッポを脱ぐ(しゃっぽをぬぐ)
負けを認めること。降参すること。 「シャッポ」は帽子を指すフランス語。