志合えば胡越も昆弟たり
ことわざ「志合えば胡越も昆弟たり」の意味・読み方を解説します。
志合えば胡越も昆弟たり
こころざしあえばこえつもこんていたり
| 言葉 | 志合えば胡越も昆弟たり |
|---|---|
| 読み方 | こころざしあえばこえつもこんていたり |
| 意味 | 目指すところや考えが一つであれば、生まれた国が遠く離れ、顔も知らない間柄でも、血を分けた兄と弟のように固く結ばれるということ。
「胡」は昔の中国から見て北の果てに住んでいた民族とその土地、「越」は南の果ての国のことで、「胡越」で互いに遠く隔たったものをたとえる。「昆弟」は兄弟のことで、「昆」の字は年上の兄を指す。 前漢の鄒陽が、うその告げ口によって梁の孝王に捕らえられたとき、牢の中から王にあてて書いた手紙の一節が出どころ。秦は西方の異民族出身の由余を、斉は越の生まれの人を重く用いて国を強くしたという例を挙げ、心が通じ合えば遠い国の者も兄弟となり、そうでなければ肉親でも敵どうしになると述べている。 反対の向きをいう句に心合わざれば肝胆も楚越の如しがある。 |
| 例文 | 年齢も出身もばらばらだったが、地元の川をきれいにしたいという思いで集まった仲間たちは、志合えば胡越も昆弟たりで、今では家族ぐるみの付き合いをしている。 |
| 出典 | 『漢書』鄒陽伝 |
| 場面 | 仲間 / 友情 |
| 使用漢字 | 志 / 合 / 胡 / 越 / 昆 / 弟 |
「志」を含むことわざ
- 意志のある所には道がある(いしのあるところにはみちがある)
- 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)
- 鴻鵠の志(こうこくのこころざし)
- 志ある者は事竟に成る(こころざしあるものはことついになる)
- 志は髪の筋(こころざしはかみのすじ)
- 志は木の葉に包め(こころざしはこのはにつつめ)
- 済世の志(さいせいのこころざし)
- 三軍も帥を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからず(さんぐんもすいをうばうべきなり、ひっぷもこころざしをうばうべからず)
- 志学(しがく)
- 志士苦心多し(ししくしんおおし)
「合」を含むことわざ
- 合言葉にする(あいことばにする)
- 合性が悪い(あいしょうがわるい)
- 合いの手を入れる(あいのてをいれる)
- 合間を縫う(あいまをぬう)
- 合うも不思議合わぬも不思議(あうもふしぎあわぬもふしぎ)
- 迎合を打つ(あどをうつ)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 合わせる顔がない(あわせるかおがない)
- 合わぬ蓋あれば合う蓋あり(あわぬふたあればあうふたあり)
- 息が合う(いきがあう)
「胡」を含むことわざ
- 胡坐で川(あぐらでかわ)
- 胡坐をかく(あぐらをかく)
- 胡乱の沙汰(うろんのさた)
- 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
- 胡椒の丸呑み(こしょうのまるのみ)
- 胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
- 胡麻を擂る(ごまをする)
- 鼻が胡坐をかく(はながあぐらをかく)
「越」を含むことわざ
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 祝い事は延ばせ、仏事は取り越せ(いわいごとはのばせ、ぶつじはとりこせ)
- 越俎の罪(えっそのつみ)
- 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
- 越王、怒蛙に式す(えつおう、どあにしょくす)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 沖を越える(おきをこえる)
- 川越して宿とれ(かわこしてやどとれ)
- 肝胆も楚越なり(かんたんもそえつなり)
- 心合わざれば肝胆も楚越の如し(こころあわざればかんたんもそえつのごとし)
「昆」を含むことわざ
- 後昆(こうこん)
- 志合えば胡越も昆弟たり(こころざしあえばこえつもこんていたり)
