兄たり難く、弟たり難しとは
兄たり難く、弟たり難し
けいたりがたく、ていたりがたし
言葉 | 兄たり難く、弟たり難し |
---|---|
読み方 | けいたりがたく、ていたりがたし |
意味 | 両方ともすぐれていて、優劣がつけ難いことのたとえ。
「兄」は上位、優れていること。 「弟」は下位、劣っていること。 優れているとすることも難しく、劣っているとすることも難しいとの意から。 |
出典 | 『世説新語』徳行 |
場面用途 | 優れている |
類句 | 伯仲の間(はくちゅうのかん) |
使用漢字 | 兄 / 難 / 弟 |
「兄」を含むことわざ
- 兄弟は他人の始まり(きょうだいはたにんのはじまり)
- 兄たり難く、弟たり難し(けいたりがたく、ていたりがたし)
- 兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ(けいていかきにせめげどもそとそのあなどりをふせぐ)
「難」を含むことわざ
- 言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)
- 一日再び晨なり難し(いちじつふたたびあしたなりがたし)
- 一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)
- 色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
- 曰く言い難し(いわくいいがたし)
- 謂われを聞けば有難や(いわれをきけばありがたや)
- 縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)
- 難きを先にし、獲るを後にす(かたきをさきにし、うるをのちにす)
- 噛み合う犬は呼び難し(かみあういぬはよびがたし)
- 艱難、汝を玉にす(かんなん、なんじをたまにす)