習慣は自然の如し
ことわざ「習慣は自然の如し」の意味・読み方・異形などを解説します。
習慣は自然の如し
しゅうかんはしぜんのごとし
| 言葉 | 習慣は自然の如し |
|---|---|
| 読み方 | しゅうかんはしぜんのごとし |
| 意味 | 何度もくり返すうちにすっかりなじんだ行いは、いつしか生まれ持った性格と区別しにくいほど、深くその人に根づくということ。
句に用いられた「自然」は、持って生まれた気質を言う。 中国の『孔子家語』という本の「七十二弟子解」の章に記された、次のやりとりに由来する。孔子のそばに仕えていた幼い二人の弟子について、孟武伯という人が、今学んでいることを大人になっても覚えていられるものかと尋ねたところ、孔子はそのとおりだとして、子どものうちに身につけたものは持ち前の性格のようになり、慣れたことは初めからそうだったかのようになる、と答えた。 似た内容のことわざには「習慣は第二の天性なり」「習い性となる」もある。 |
| 例文 | 十歳のころから毎朝ラジオ体操を欠かさない祖父は、旅行先のホテルでも六時になると、誰に言われなくても体を動かし始める。まさに習慣は自然の如しだね。 |
| 出典 | 『孔子家語』七十二弟子解 |
| 異形 | 習慣は自然の若し(しゅうかんはしぜんのごとし) |
| 習慣は天性の如し(しゅうかんはてんせいのごとし) | |
| 場面 | 生まれつき・生まれながら / 積み重ね |
| 使用語彙 | 習慣 / 自然 / 如し / 天性 |
| 使用漢字 | 習 / 慣 / 自 / 然 / 如 / 若 / 天 / 性 |
「習」を含むことわざ
- 一生添うとは男の習い(いっしょうそうとはおとこのならい)
- 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
- 移れば変わる世の習い(うつればかわるよのならい)
- 老いの手習い(おいのてならい)
- 習慣は第二の天性なり(しゅうかんはだいにのてんせいなり)
- 性相近し、習い相遠し(せいあいちかし、ならいあいとおし)
- 手習いは坂に車を押す如し(てならいはさかにくるまをおすごとし)
- 習い、性と成る(ならい、せいとなる)
- 習い性となる(ならいせいとなる)
- 習うは一生(ならうはいっしょう)
「慣」を含むことわざ
- 習慣は自然の如し(しゅうかんはしぜんのごとし)
- 習慣は第二の天性なり(しゅうかんはだいにのてんせいなり)
- 習うより慣れよ(ならうよりなれよ)
- 水に慣れる(みずになれる)
「自」を含むことわざ
- 相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ(あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ)
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
- 医者よ自らを癒せ(いしゃよみずからをいやせ)
- 自惚れと瘡気のない者はない(うぬぼれとかさけのないものはない)
- 臆病の自火に責めらる(おくびょうのじかにせめらる)
- 勝った自慢は負けての後悔(かったじまんはまけてのこうかい)
- 口自慢の仕事下手(くちじまんのしごとべた)
- 薫は香を以て自ら焼く(くんはこうをもってみずからやく)
- 怪我と弁当は自分持ち(けがとべんとうはじぶんもち)
- 剛戻自ら用う(ごうれいみずからもちう)
「然」を含むことわざ
- 大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然(おおやといえばおやもどうぜん、たなこといえばこもどうぜん)
- 間然するところなし(かんぜんするところなし)
- 渙然氷釈する(かんぜんひょうしゃくする)
- 浩然の気(こうぜんのき)
- 浩然の気を養う(こうぜんのきをやしなう)
- 公然の秘密(こうぜんのひみつ)
- 然もあらばあれ(さもあらばあれ)
- 然ればこそ(さればこそ)
- 自然に帰れ(しぜんにかえれ)
- 死地に陥れ、然る後に生く(しちにおとしいれ、しかるのちにいく)
「如」を含むことわざ
- 油に水の混じる如し(あぶらにみずのまじるごとし)
- 雨、車軸の如し(あめ、しゃじくのごとし)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 危うきこと累卵の如し(あやうきことるいらんのごとし)
- 蟻の甘きにつくが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 蟻の塔を組む如し(ありのとうをくむごとし)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 如何せん(いかんせん)
- 市に帰するが如し(いちにきするがごとし)
- 一利を興すは一害を除くに如かず(いちりをおこすはいちがいをのぞくにしかず)
「若」を含むことわざ
- いずれ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)
- 焔焔に滅せずんば炎炎を若何せん(えんえんにめっせずんばえんえんをいかんせん)
- 傍らに人無きが若し(かたわらにひとなきがごとし)
- 学若し成らずんば死すとも帰らず(がくもしならずんばしすともかえらず)
- 気が若い(きがわかい)
- 朽索の六馬を馭するが若し(きゅうさくのりくばをぎょするがごとし)
- 君子の交わりは淡きこと水の若し(くんしのまじわりはあわきことみずのごとし)
- 衣は新しきに若くは莫く、人は故きに若くは莫し(ころもはあたらしきにしくはなく、ひとはふるきにしくはなし)
- 子を知ること父に若くはなし(こをしることちちにしくはなし)
- 五指のこもごも弾くは捲手の一挃に若かず(ごしのこもごもはじくはけんしゅのいっちつにしかず)
「天」を含むことわざ
- 敢えて天下の先とならず(あえててんかのさきとならず)
- 仰いで天に愧じず(あおいでてんにはじず)
- 頭の天辺から足の爪先まで(あたまのてっぺんからあしのつまさきまで)
- 天の邪鬼(あまのじゃく)
- 雨の降る日は天気が悪い(あめのふるひはてんきがわるい)
- 天の神庫も梯のままに(あめのほくらもはしだてのままに)
- 蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
- 鋳掛け屋の天秤棒(いかけやのてんびんぼう)
- 意気天を衝く(いきてんをつく)
- 石破れ天驚く(いしやぶれてんおどろく)
