渙然氷釈する
ことわざ「渙然氷釈する」の意味・読み方を解説します。
渙然氷釈する
かんぜんひょうしゃくする
| 言葉 | 渙然氷釈する |
|---|---|
| 読み方 | かんぜんひょうしゃくする |
| 意味 | 胸にあった疑いや迷いが、すっと消え去ること。
「渙然」は、固まっていた物がほどけ、散り散りになるさま。「氷釈」は、氷がとけること。固く張った氷も、とけて水にもどってしまえば形が残らない。胸のもやもやが、ちょうどそんなふうに晴れていくのである。 中国、晋の時代の学者杜預が『春秋左氏伝』(歴史書『春秋』の解説書)に付けた序文から出た言葉。書物は急いで読み通すのでなく、読む人が自ら求め、じっくり味わうものだとし、大河や海の水がしみこみ、恵みの雨が土をうるおすようにして学べば、疑問は氷のようにとけ、筋道もすんなり通る、そうなってはじめて本当にわかったといえる、と説いている。なお、四字熟語の「凍解氷釈」も、意味はこれとほぼ重なる。 |
| 例文 | 先生のひと言で、何日も考えてわからなかった問題の疑問が渙然氷釈する思いがした。 |
| 出典 | 杜預「春秋左氏伝序」 |
| 場面 | 安心する |
| 使用漢字 | 渙 / 然 / 氷 / 釈 |
「渙」を含むことわざ
- 渙然氷釈する(かんぜんひょうしゃくする)
「然」を含むことわざ
- 大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然(おおやといえばおやもどうぜん、たなこといえばこもどうぜん)
- 間然するところなし(かんぜんするところなし)
- 浩然の気(こうぜんのき)
- 浩然の気を養う(こうぜんのきをやしなう)
- 公然の秘密(こうぜんのひみつ)
- 然もあらばあれ(さもあらばあれ)
- 自然に帰れ(しぜんにかえれ)
- 然諾を重んずる(ぜんだくをおもんずる)
- 地を易うれば皆然り(ちをかうればみなしかり)
- 人必ず自ら侮りて然る後に人これを侮る(ひとかならずみずからあなどりてしかるのちにひとこれをあなどる)
「氷」を含むことわざ
- 脂に画き、氷に鏤む(あぶらにえがき、こおりにちりばむ)
- 堅き氷は霜を履むより至る(かたきこおりはしもをふむよりいたる)
- 氷は水より出でて水よりも寒し(こおりはみずよりいでてみずよりもさむし)
- 霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)
- 小寒の氷大寒に解く(しょうかんのこおりだいかんにとく)
- 深淵に臨んで薄氷を履むが如し(しんえんにのぞんではくひょうをふむがごとし)
- 夏の虫、氷を笑う(なつのむし、こおりをわらう)
- 薄氷を履むが如し(はくひょうをふむがごとし)
- 氷山の一角(ひょうざんのいっかく)
- 氷炭相愛す(ひょうたんあいあいす)
