深淵に臨んで薄氷を履むが如し
「深淵に臨んで薄氷を履むが如し」の意味・読み方・異形などを解説します。類句に「薄氷を履むが如し」などがあります。
深淵に臨んで薄氷を履むが如し
しんえんにのぞんではくひょうをふむがごとし
| 言葉 | 深淵に臨んで薄氷を履むが如し |
|---|---|
| 読み方 | しんえんにのぞんではくひょうをふむがごとし |
| 意味 | 片や底の見えない淵、片や割れかけた氷。
どちらへ動いても後戻りのきかない場所に立たされた心持ちをいう。 目に見える危うさは誰でも避けるのに、政の危うさのほうは見落とすと戒める文脈で使われた句。 |
| 出典 | 『詩経』小雅・小旻 |
| 異形 | 深淵に臨んで薄氷を踏むが如し(しんえんにのぞんではくひょうをふむがごとし) |
| 深淵に臨んで薄氷を踏む(しんえんにのぞんではくひょうをふむ) | |
| 場面 | 危険 / 慎重 |
| 類句 | 薄氷を履むが如し(はくひょうをふむがごとし) |
| 深淵に臨むが如し(しんえんにのぞむがごとし) | |
| 使用語彙 | 深淵 / 薄氷 / 如し |
| 使用漢字 | 深 / 淵 / 臨 / 薄 / 氷 / 履 / 如 / 踏 |
「深」を含むことわざ
- 悪縁契り深し(あくえんちぎりふかし)
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 浅い川も深く渡れ(あさいかわもふかくわたれ)
- 深淵に臨むが如し(しんえんにのぞむがごとし)
- 深窓に育つ(しんそうにそだつ)
- 情が深い(じょうがふかい)
- 造詣が深い(ぞうけいがふかい)
- 父の恩は山よりも高く、母の恩は海よりも深し(ちちのおんはやまよりもたかく、ははのおんはうみよりもふかし)
- 根が深い(ねがふかい)
- 深い川は静かに流れる(ふかいかわはしずかにながれる)
「淵」を含むことわざ
- 飛鳥川の淵瀬(あすかがわのふちせ)
- 網なくて淵を覗くな(あみなくてふちをのぞくな)
- 石を抱きて淵に入る(いしをいだきてふちにいる)
- 一淵には両鮫ならず(いちえんにはりょうこうならず)
- 斧を掲げて淵に入る(おのをかかげてふちにいる)
- 昨日の淵は今日の瀬(きのうのふちはきょうのせ)
- 塩にて淵を埋む如し(しおにてふちをうずむごとし)
- 滴り積もりて淵となる(したたりつもりてふちとなる)
- 深淵に臨むが如し(しんえんにのぞむがごとし)
- 積水淵を成す(せきすいふちをなす)
「臨」を含むことわざ
- 渇に臨みて井を穿つ(かつにのぞみていをうがつ)
- 君臨すれども統治せず(くんりんすれどもとうちせず)
- 深淵に臨むが如し(しんえんにのぞむがごとし)
- 時に臨む(ときにのぞむ)
- 白紙で臨む(はくしでのぞむ)
- 淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かず(ふちにのぞみてうおをうらやむはしりぞいてあみをむすぶにしかず)
- 臨済の喝、徳山の棒(りんざいのかつ、とくざんのぼう)
- 臨池(りんち)
「薄」を含むことわざ
- 薄皮の剝けたよう(うすかわのむけたよう)
- 薄紙を剝ぐよう(うすがみをはぐよう)
- 薄気味が悪い(うすきみがわるい)
- 落ち武者は薄の穂にも怖ず(おちむしゃはすすきのほにもおず)
- 影が薄い(かげがうすい)
- 賞は厚くし罰は薄くすべし(しょうはあつくしばつはうすくすべし)
- 伊達の薄着(だてのうすぎ)
- 遠くなれば薄くなる(とおくなればうすくなる)
- 薄氷を履むが如し(はくひょうをふむがごとし)
- 日、西山に薄る(ひ、せいざんにせまる)
「氷」を含むことわざ
- 脂に画き、氷に鏤む(あぶらにえがき、こおりにちりばむ)
- 堅き氷は霜を履むより至る(かたきこおりはしもをふむよりいたる)
- 氷は水より出でて水よりも寒し(こおりはみずよりいでてみずよりもさむし)
- 霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)
- 小寒の氷大寒に解く(しょうかんのこおりだいかんにとく)
- 夏の虫、氷を笑う(なつのむし、こおりをわらう)
- 薄氷を履むが如し(はくひょうをふむがごとし)
- 氷山の一角(ひょうざんのいっかく)
- 氷炭相愛す(ひょうたんあいあいす)
- 氷炭相容れず(ひょうたんあいいれず)
「履」を含むことわざ
- 足駄を履いて首ったけ(あしだをはいてくびったけ)
- 足駄を履く(あしだをはく)
- 足を知らずして履を為る(あしをしらずしてくつをつくる)
- 堅き氷は霜を履むより至る(かたきこおりはしもをふむよりいたる)
- 瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず)
- 下駄を履かせる(げたをはかせる)
- 霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)
- 草履に灸(ぞうりにきゅう)
- 草履履き際で仕損じる(ぞうりはきぎわでしそんじる)
- 伊達の素足もないから起こる、あれば天鵞絨の足袋も履く(だてのすあしもないからおこる、あればびろうどのたびもはく)
「如」を含むことわざ
- 油に水の混じる如し(あぶらにみずのまじるごとし)
- 雨、車軸の如し(あめ、しゃじくのごとし)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 危うきこと累卵の如し(あやうきことるいらんのごとし)
- 蟻の甘きにつくが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 如何せん(いかんせん)
- 市に帰するが如し(いちにきするがごとし)
- 一利を興すは一害を除くに如かず(いちりをおこすはいちがいをのぞくにしかず)
- 一見、旧の如し(いっけん、きゅうのごとし)
