「踏」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 36 件
「踏」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
足の踏み場もない(あしのふみばもない)
足を置くわずかなすき間もないほど、部屋に物が散らかっているようす。
足踏みをする(あしぶみをする)
物事が進展せずに、同じ状態にとどまっているようす。
足を踏み入れる(あしをふみいれる)
ある場所に入ること。また、新たな社会と関係するようになること。 「足を入れる」ともいう。
危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
非常に危険なことをすることのたとえ。 「危うきこと虎の尾を踏むが如し」ともいう。
一歩を踏み出す(いっぽをふみだす)
(目的や目標に向けて)新しいことを始める。着手する。
韻を踏む(いんをふむ)
詩や歌を作る際に、句や行の終わりなど決まった場所に、響きの似かよった字や言葉を置くこと。似た音が間をおいてくり返し現れるので、読んだり声に出したりしたときに心地よい調子が生まれる。 古くは漢詩の作り方の決まりで、句の終わりに同じ韻に属する字を並べる約束を指した。今では西洋の詩や日本の歌の歌詞などで、音をそろえることにも広く使う。「韻を押す」ともいう。 「韻」は、漢字の音から、はじめの子音を取り去った残りの響き。
牛にも馬にも踏まれず(うしにもうまにもふまれず)
幼い子が、大きな災難にあうこともなく元気に大きくなり、やがて一人前の大人になること。 牛や馬に踏みつけられるような危ない目にも一度もあわずにすんだ、とたとえた言葉。 江戸時代の芝居のせりふにも、子が育ったことを言うのに使った例が見える。
お百度を踏む(おひゃくどをふむ)
願いが叶うよう、社寺の決まった場所を百回行き来して拝むこと。また、頼みを承知してもらおうと、相手のもとへ何度も足を運ぶこと。
影踏むばかり(かげふむばかり)
その人の影に足がかかりそうなくらい、すぐそばにいること。相手とのあいだに、すき間がほとんどないほどの近さをいう。 平安時代の和歌の中でも使われた、古風な言い回し。
堅き氷は霜を踏むより至る(かたきこおりはしもをふむよりいたる)
厚く張る氷も、はじめは踏めば消えるほどの霜から積み重なっていく。大きな事態は目にも留まらぬ小さな始まりから育つのだから、早いうちに手当てをしておけ。
空足を踏む(からあしをふむ)
階段や段差を上り下りするとき、段の高さの見当がずれて足が宙を踏み、足にふいに強い負担がかかること。 勢いがつきすぎて止まりきれず、二、三歩よけいに前へ進んでしまう意味もある。 「空足(からあし)」は、踏みそこなって空を切る足どりのこと。「空足」だけなら「無駄足」と同じ意味にもなるが、この句が表すのは足の運びそのものである。無駄に出かけたことをいうなら[[無駄足を踏む*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/6887.php]]を使う。 勢い余って何歩か前へ出る意味のほうは、[[踏鞴を踏む*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4547.php]](たたらをふむ)と近い。
こけた上を踏まれる(こけたうえをふまれる)
不幸に見舞われている時に、さらなる不幸に見舞われること。 不幸が重なることのたとえ。 「こける」は、転ぶこと。 転んで倒れた上を踏まれるとの意から。
三尺下がって師の影を踏まず(さんじゃくさがってしのかげをふまず)
師のそばへ寄りすぎるのは、教えを受ける身の作法から外れる。 親しさに紛れて敬いが崩れぬよう、後ろへ退いて歩けと説く。
後足を踏む(しりあしをふむ)
迷って行動できないこと。後退りすること。躊躇う。
深淵に臨んで薄氷を踏むが如し(しんえんにのぞんではくひょうをふむがごとし)
片や底の見えない淵、片や割れかけた氷。 どちらへ動いても後戻りのきかない場所に立たされた心持ちをいう。 目に見える危うさは誰でも避けるのに、政の危うさのほうは見落とすと戒める文脈で使われた句。
地団駄を踏む(じだんだをふむ)
何度も足を踏み鳴らして悔しがるようす。「地団駄」は、地蹈鞴(じだたら)が変化した語で足で地を何回も踏みつけること。「地団太」とも書く。
水火を踏む(すいかをふむ)
逃れようのない責め苦のただなかに置かれること。また、命が危うい場へあえて踏み入ること。奔る流れと猛る火の上を素足で行く、の意から。
瀬を踏んで淵を知る(せをふんでふちをしる)
前もって試して、どんな危険があるかを察知することのたとえ。まず浅瀬を渡ってみて、深い淵の位置を知るということから。
前車の轍を踏む(ぜんしゃのてつをふむ)
前の人と同じような失敗を繰り返すことのたとえ。 「轍」は、車のわだちのこと。 転倒した前の車のわだちをたどり、同じように転倒するとの意から。 「前轍を踏む」「轍を踏む」「覆轍を踏む」ともいう。
踏鞴を踏む(たたらをふむ)
勢いよく向かっていた的が外れたため、踏みとどまることができずに数歩進んでしまうこと。 「踏鞴(たたら)」は、大きなふいご(足で踏んで風を送る道具)のことで、勢いが余り踏みとどまろうとする姿が踏鞴を踏む姿と似ていることから。
駄目を踏む(だめをふむ)
無駄なことをする。つまらないことをする。
土を踏む(つちをふむ)
その場所に到着すること。 その地の土を踏むという意味から。
手の舞、足の踏む所を知らず(てのまい、あしのふむところをしらず)
うれしさが先に立って、手足が勝手に動いてしまう。 自分でも収まりのつかないほど気持ちが弾んでいるさま。
どじを踏む(どじをふむ)
間の抜けた失敗をすること。
二の足を踏む(にのあしをふむ)
ものごとを進める決心がつかず、ためらうこと。 一歩目は進んでも、二歩目は足踏みすることから。
猫が糞を踏む(ねこがばばをふむ)
悪事を隠したまま知らん顔をすること。 猫が糞をしたあとに足で砂をかけて隠すようすから。 「猫が糞を隠したよう」「[[猫糞*https://kokugo.jitenon.jp/word/p39481]]」「猫糞する」「猫糞を決め込む」ともいう。
白刃踏むべし(はくじんふむべし)
非常に勇気があることのたとえ。「白刃」は鞘から抜いた刀のこと。その白刃を踏むことも辞さない意から。
薄氷を踏むが如し(はくひょうをふむがごとし)
足を乗せた先がいつ抜けても不思議のない場所へ、そろそろと踏み出していく。 息を詰めて一歩ずつ運ばねばならない、張り詰めた場面をいう。
場数を踏む(ばかずをふむ)
経験を積んで慣れること。
踏み台にする(ふみだいにする)
目的のために一時的に利用すること。
