死地に陥れて後生く
ことわざ「死地に陥れて後生く」の意味・読み方・異形などを解説します。
死地に陥れて後生く
しちにおとしいれてのちいく
| 言葉 | 死地に陥れて後生く |
|---|---|
| 読み方 | しちにおとしいれてのちいく |
| 意味 | 兵を、逃げ場のまったくない危ない場所にわざと追い込むと、兵は生き延びようとして命がけで戦うので、かえって助かる道が開けるということ。
兵法を説いた中国の書物『孫子』の九地篇に見える、軍の動かし方の教えに基づく。 「死地」とは、逃げ道がなく、戦わなければ死ぬしかない場所や立場をいう。 もう後がないところで力を出しきって切り抜けるという点で、死中に活を求めると通じる。 |
| 例文 | 退く道をみずから断ち切った将軍は、死地に陥れて後生くの教えのとおり、兵とともに敵の大軍を押し返した。 |
| 出典 | 『孫子』九地 |
| 異形 | 死地に陥れ、然る後に生く(しちにおとしいれ、しかるのちにいく) |
| 場面 | 戦闘 / 策略 / 決死の覚悟 |
| 使用語彙 | 死地 |
| 使用漢字 | 死 / 地 / 陥 / 後 / 生 / 然 |
「死」を含むことわざ
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり)
- 慌てる蟹は穴の口で死ぬ(あわてるかにはあなのくちでしぬ)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生き二両に死に五両(いきにりょうにしにごりょう)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 生きるべきか死すべきかそれが問題だ(いきるべきかしすべきかそれがもんだいだ)
- 一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
- 一死一生乃ち交情を知る(いっしいっせいすなわちこうじょうをしる)
- 未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん(いまだせいをしらず、いずくんぞしをしらん)
「地」を含むことわざ
- 足が地に着かない(あしがちにつかない)
- 足が地に着く(あしがちにつく)
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 雨降って地固まる(あめふってじかたまる)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 意気地がない(いくじがない)
- 石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
- 意地が汚い(いじがきたない)
- 意地でも(いじでも)
- 意地になる(いじになる)
「陥」を含むことわざ
- 死地に陥れて後生く(しちにおとしいれてのちいく)
- 術中に陥る(じゅっちゅうにおちいる)
- 羽目に陥る(はめにおちいる)
- 火を避けて水に陥る(ひをさけてみずにおちいる)
「後」を含むことわざ
- 敢えて後れたるに非ず、馬進まざるなり(あえておくれたるにあらず、うますすまざるなり)
- 明後日紺屋に今晩鍛冶屋(あさってこうやにこんばんかじや)
- 明後日の方(あさってのほう)
- 後足で砂をかける(あとあしですなをかける)
- 後味が悪い(あとあじがわるい)
- 後追う子に引かれる(あとおうこにひかれる)
- 後押しをする(あとおしをする)
- 後から後から(あとからあとから)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 後がない(あとがない)
「生」を含むことわざ
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 生きた空もない(いきたそらもない)
- 生き血を吸う(いきちをすう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生きとし生けるもの(いきとしいけるもの)
- 生き二両に死に五両(いきにりょうにしにごりょう)
