「決死の覚悟」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 84 件
「決死の覚悟」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全84件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
当たって砕けろ(あたってくだけろ)
うまくいくかどうかわからないが、思い切ってやってみよということ。
危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
安全な方策ばかりとっていたのでは、成功することはできない。時には危険を冒してやってみるのも必要だということ。
雨が降ろうが槍が降ろうが(あめがふろうがやりがふろうが)
何が何でも決行するという気持ちを表すことば。
いざ鎌倉(いざかまくら)
重大事件が起こった場合をいう言葉。鎌倉時代、幕府に一大事が起こった時、諸国の武士が我先に馳せ参じたということから。
鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ)
困った時にとる非常手段のたとえ。鼬(イタチ)が追い詰められたとき、悪臭を放って敵をひるませることから。
一か八か(いちかばちか)
運を天に任せて思い切ってやってみること。
一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
人間死ぬのは一度きりと、事に当たる時決死の覚悟を決めて自分自身に言い聞かせることば。
一擲乾坤を賭す(いってきけんこんをとす)
運命を賭けて大勝負に出ること。 「乾」は天、「坤」は地、「一擲」はさいころを投げること。 さいころを投げて天が出るか地が出るかの勝負をするとの意から。 「乾坤一擲」ともいう。
命知らず(いのちしらず)
死を恐れずに物事を行うこと。また、そのような人。
命に替えても(いのちにかえても)
自分の命と引きかえにしても。 どんなことがあっても守り抜こうという気持ちを表す。
命は鴻毛より軽し(いのちはこうもうよりかろし)
守るべき筋の重さの前には、一身の生き死になど後回しになる。 同じ死でも、その場面によって値打ちがまるで違うとする。
命を懸ける(いのちをかける)
命を捨てる覚悟で物事に取り組む。
命を擲つ(いのちをなげうつ)
自分の命をそっくり投げ出す覚悟で物事を行うこと。 「擲つ」は、惜しげもなく投げ出すこと。
命を投げ出す(いのちをなげだす)
死んだつもりで一生懸命事に当たる。
売られた喧嘩は買わねばならぬ(うられたけんかはかわねばならぬ)
自分の身に危険が迫ってくれば、それを防がなければならないというたとえ。
怖めず臆せず(おめずおくせず)
まったく気後れせずに堂々と振る舞うさま。
覚悟の上(かくごのうえ)
何かをするにあたって、事前に心構えができている様子。
火中の栗を拾う(かちゅうのくりをひろう)
得をするのは他人ばかりだというのに、おだてに乗って危ない仕事に手を出すことのたとえ。 猿にうまく持ちあげられた猫が、炉で焼けている栗を前足でかき出しては足を焼き、その栗はそばで猿にすっかり食べられてしまうという話による。
糧を捨てて船を沈む(かてをすててふねをしずむ)
引き返す手立てを自分の手で壊し、後がない構えで敵に当たること。 楚の項羽が鉅鹿へ向かったとき、渡ってきた舟を川底に沈め、飯を炊く釜を叩き割り、三日ぶんの食糧だけを持って兵を進めたという故事から。
剃刀の刃を渡る(かみそりのはをわたる)
非常に危険で、失敗したら身を損ない兼ねない行動をすること。
体を張る(からだをはる)
自らの身体をなげうって命懸けで事にあたる。
皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る(かわをきらせてにくをきり、にくをきらせてほねをきる)
自分自身も犠牲を払いながら、相手にはより大きな打撃を与えることのたとえ。 「肉を斬らせて骨を斬る」「肉を切らせて骨を断つ」などともいう。
肝脳、地に塗る(かんのう、ちにまみる)
戦場で惨たらしい死に方をすることのたとえ。また、忠誠のために犠牲を惜しまないことのたとえ。 「肝脳」は肝臓と脳髄。 死者の肝臓や脳髄が地面に散らばって泥まみれになるとの意から。
君、辱めらるれば臣死す(きみ、はずかしめらるればしんしす)
主君が恥辱を受けた時には、臣下は命を投げ出しても、主君の恥辱をすすがなければならないということ。
肝が据わる(きもがすわる)
どんな状況にも慌てたり恐れたりせず、落ち着いていて度胸がある様子。 「肝」は「胆」とも書く。 また、「胆が据わる」は「たんがすわる」とも読む。
肝を据える(きもをすえる)
何かを行う際、どんな結果になっても慌てふためいたりしない覚悟を決めること。
窮鼠、猫を嚙む(きゅうそ、ねこをかむ)
逃げ道をふさがれた側は、恐れよりも先に歯向かう。追い込んだはずの者が、そこで思わぬ一撃を食う。 「嚙」は「噛」とも書く。
清水の舞台から飛び降りる(きよみずのぶたいからとびおりる)
引き返せない道と知りつつ、腹をくくって事に踏み切る。 京都の清水寺の本堂は谷へせり出して組まれており、そこから身を投げる心持ちに引き比べていう。
犠牲を払う(ぎせいをはらう)
目的を果たすために、命や大事なものを失ったりすること。
義を見てせざるは勇なきなり(ぎをみてせざるはゆうなきなり)
筋を通すべき場面だと分かっていながら身体が動かないなら、それは腹が据わっていない証しである。損得や体面を先に量る者は、ここぞの一歩を踏み出せない。
食うか食われるか(くうかくわれるか)
優劣がつけられないほど、実力に差のない者同士が生き残りをかけて命懸けで戦うこと。 相手を食うか自分が食われるかとの意から。
虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
危険なことも避けていては、大きな成功は得られないということ。 虎の住む穴に入らなければ、虎の子をつかまえることは出来ないとの意から。
怖いものなし(こわいものなし)
引け目を覚える相手も、失って困るものも見当たらない身の上。 誰の顔色もうかがわずに動けるので、振る舞いが大きくなる。
賽は投げられた(さいはなげられた)
もう手は放たれ、目は転がりだしている。あとは出た目のままに運ぶしかなく、途中で拾い上げる術は残っていない。
死地に赴く(しちにおもむく)
命を捨てる覚悟で物事に取り組むこと。任務で生きて帰ることが困難な場所に行くという意味から。
死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)
助かる望みがない絶望的な状態の中で、なおも必死に活路を探し求めること。 「死中に生を求める」ともいう。
死なば諸共(しなばもろとも)
死ぬまで運命を共にするという覚悟を表す言葉。または、道連れにして死んでやるという脅しの言葉。死ぬときは一緒に死ぬという意味から。
死は或は泰山より重く、或は鴻毛より軽し(しはあるいはたいざんよりおもく、あるいはこうもうよりかろし)
人の死には、山のように重いものと、羽毛のように軽いものとがある。何のために命を投げ出すのかによって、その重みは大きく隔たるということ。 「泰山」は中国山東省にそびえる名山、「鴻毛」はおおとりの羽毛。重さの両極を持ち出して言い分けたものである。
士は己を知る者の為に死す(しはおのれをしるもののためにしす)
男子は自分の真価を認めてくれる者のためには、命さえ惜しまずに尽くすということ。「士は己を知る者の為に死し、女は己を説ぶ者の為に容づくる」と続く。
性根を据えて掛かる(しょうねをすえてかかる)
どんな苦労も耐えるという覚悟をもって取り組むこと。
死を決す(しをけっす)
もう命は惜しまぬと心を定める。 事に向かう前に、みずから退き道を閉ざしてしまう。
死を鴻毛の軽きに比す(しをこうもうのかるきにひす)
大義の前では、おのれの一命など物の数に入れない。 ためらわず身を投げ出す姿勢をさす。
死を賭す(しをとす)
命を引き替えにする構えのまま、事に踏み込む。 生きて戻れずとも構わぬとして押し通す場合にいう。
死を視ること帰するが如し(しをみることきするがごとし)
命が尽きるのを、旅先から住み慣れた家へ戻るのと変わらぬものとして受け止め、少しも取り乱さないさま。
地獄の上の一足飛び(じごくのうえのいっそくとび)
きわめて危険な行為のたとえ。
自由を与えよ、しからずんば死を与えよ(じゆうをあたえよ、しからずんばしをあたえよ)
自由のために、死ぬ気で戦うという強い決意を表して、アメリカ独立運動でパトリック・ヘンリーが演説の結びに言った言葉。
水火も辞せず(すいかもじせず)
痛い目に遭おうと身が危うくなろうと、しりごみせずにやってのけることのたとえ。荒れる水にのまれることも、炎に身を焼かれることも承知のうえだ、という言い方。
捨て石になる(すていしになる)
大きな目的を達成するために犠牲になるたとえ。「捨て石」は、囲碁で、作戦上相手に取らせるように打つ石のこと。
背に腹は代えられぬ(せにはらはかえられぬ)
大事のためには、犠牲を払うのもやむを得ないというたとえ。 腹には大切な臓器が詰まっており、その腹を守るためであれば背中が犠牲になってもやむを得ないとの意から。 「背より腹」ともいう。
千万人と雖も吾往かん(せんまんにんといえどもわれゆかん)
胸に問うてやましいところが無いと分かれば、向こうがいくら大勢でも足は止まらない。 数では決まらないものがあると腹をくくった言葉。 原文はこの前に「自ら反みて縮くんば」と置いている。
損せぬ人に儲けなし(そんせぬひとにもうけなし)
持ち出しをまったく出さずに通そうとする人のところへは、大きく返ってくる話も来ない。 減る覚悟のない金は、増えもしない。
たとえ火の中水の底(たとえひのなかみずのそこ)
どんなに大変な目に遭ってもかまわないということ。 「たとえ火の中水の中」ともいう。
卵を割らないでオムレツは作れない(たまごをわらないでおむれつはつくれない)
目的を達成するためには犠牲が必要であるというたとえ。西洋のことわざ。
玉となって砕くとも瓦となって全からじ(たまとなってくだくともかわらとなってまったからじ)
名誉を守るために死ぬことはあっても、いたずらに生きながらえるだけのむなしい生涯を送りたくはないということ。 貴重な玉として砕かれてしまってもよいが、無価値な瓦として安全に生涯を全うしたいとは思わないとの意から。
胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す(たんはだいならんことをほっし、こころはしょうならんことをほっす)
度胸は大きく持ちたいし、注意は細やかでありたいということ。 「胆大心小」ともいう。
胆を練る(たんをねる)
物事を恐れたり気おくれしたりしないように、精神力を鍛える。
断じて行えば鬼神も之を避く(だんじておこなえばきしんもこれをさく)
思い切って踏み出しさえすれば、どんな難事でも道は開けるというたとえ。 迷いを捨てて事にあたる者の気迫の前には、鬼神ですら身をよけて道をゆずるという。
綱渡りをする(つなわたりをする)
少しの失敗で全てが駄目になるような危険な物事に挑むこと。
剣の刃を渡る(つるぎのはをわたる)
研ぎ澄まされた刃の上を、素足のまま歩いて渡る。 一歩ごとに身を裂かれかねない場へ、あえて踏み込むことをいう。
時の用には鼻を削げ(ときのようにははなをそげ)
急を要する場合には、どんな手段でも取った方がよいというたとえ。 緊急の場合には、自分の鼻を削ぎ落とすような非常手段を取るのもやむを得ないとの意から。 「苦しい時は鼻をも削ぐ」ともいう。
度胸が据わる(どきょうがすわる)
何が起こっても動じない心が備わること。
度胸を据える(どきょうをすえる)
何事にも動じないと心に決める。覚悟を決める。
乗り掛かった船(のりかかったふね)
物事を始めてしまった以上、中途でやめるわけにはいかないことのたとえ。乗った舟が岸を離れれば途中で降りることができないことから。
伸るか反るか(のるかそるか)
成功するか失敗するか、運を天にまかせて思い切って物事を行うこと。
背水の陣(はいすいのじん)
失敗すれば後が無いという立場、また決死の覚悟で事に当たることのたとえ。 中国、漢の名将が趙の軍隊と戦った時、わざと川を背に陣を敷き、味方に決死の覚悟で戦わせて敵を破ったという故事から。
白刃踏むべし(はくじんふむべし)
非常に勇気があることのたとえ。「白刃」は鞘から抜いた刀のこと。その白刃を踏むことも辞さない意から。
腹が据わる(はらがすわる)
覚悟を決め、何事にも動じなくなること。
腹を括る(はらをくくる)
先々の困難もそのまま引き受けると身構え、じたばたせずに待つこと。
腹を据える(はらをすえる)
覚悟を決めること。
万死一生を顧みず(ばんしいっしょうをかえりみず)
万に一つも生き延びる見込みのない危険を、顧みないこと。
貧乏怖いものなし(びんぼうこわいものなし)
失う物を持たない人に、怖いものは何もないということ。
舟を沈め釜を破る(ふねをしずめかまをやぶる)
退く道を自分で断ち切って、命がけで事に当たること。川を渡ったあと舟を沈め、飯を炊く釜を壊して、引き返せなくしたという故事から。
舟を焼く(ふねをやく)
後戻りの道を自分でつぶしてから、事に臨むこと。 古代ローマの将軍カエサルが、退路にあたる船をことごとく焼き払い、兵の腹を決めさせたという話から。 英語の burn one's boats に当たる。
臍を固める(ほぞをかためる)
もう引き返さないと心の底で決めること。迷いを打ち切って、何が来ても受けて立つ構えに入る。
骨が舎利になっても(ほねがしゃりになっても)
たとえ死んでも。どんなに辛くても。 強い決意を表す言葉。 「舎利」は火葬した後の骨のこと。
眦を決する(まなじりをけっする)
怒りや覚悟を面に出して、目尻が裂けんばかりに目を見張ること。 「眦」は、目尻を指す古い言い方。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ(みをすててこそうかぶせもあれ)
しがみついたまま離すまいとするうちは、逃げ場は開かない。惜しむものを手放して踏み込んだとき、はじめて浅瀬に足が着く。
身を挺する(みをていする)
危険や困難を顧みず、自らの身を投げ出して物事にあたること。また、率先して困難な事に取り組むこと。
身を投げる(みをなげる)
自らの身を高所や水中に投げ出すこと。主に投身自殺を指す。 また、比喩的に、ある物事に全力で取り組み、身を犠牲にする意でも用いられる。
矢でも鉄砲でも持って来い(やでもてっぽうでももってこい)
こうなった以上は何を向けられようと引かない、と正面から言い放つ言葉。 もう失うものがないと見きわめた側の啖呵。 「槍でも鉄砲でも持って来い」ともいう。
勇を鼓す(ゆうをこす)
勇気をふるい起こすこと。
竜の髭を撫で虎の尾を踏む(りゅうのひげをなでとらのおをふむ)
恐ろしい竜の髭を撫でたり、虎のしっぽを踏んだりするような、大変危険なことをするたとえ。
ルビコンを渡る(るびこんをわたる)
越えたら最後、元の岸には戻れない一線を、承知の上でまたぐ。以後は差し戻しが利かず、進むだけの身になる。
我に自由を与えよしからずんば死を与えよ(われにじゆうをあたえよしからずんばしをあたえよ)
アメリカ独立運動でパトリック・ヘンリーが、自由のために、死ぬ気で戦うという強い決意を表して、演説の結びに言った言葉。
