玉となって砕くとも瓦となって全からじとは
玉となって砕くとも瓦となって全からじ
たまとなってくだくともかわらとなってまったからじ
言葉 | 玉となって砕くとも瓦となって全からじ |
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読み方 | たまとなってくだくともかわらとなってまったからじ |
意味 | 名誉を守るために死ぬことはあっても、いたずらに生きながらえるだけのむなしい生涯を送りたくはないということ。
貴重な玉として砕かれてしまってもよいが、無価値な瓦として安全に生涯を全うしたいとは思わないとの意から。 |
出典 | 『北斉書』 |
使用語彙 | 砕く |
使用漢字 | 玉 / 砕 / 瓦 / 全 |
「玉」を含むことわざ
- 開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
- 氏なくして玉の輿(うじなくしてたまのこし)
- 憂いを掃う玉箒(うれいをはらうたまははき)
- 大目玉を食う(おおめだまをくう)
- お目玉を食う(おめだまをくう)
- 女氏無くして玉の輿に乗る(おんなうじなくしてたまのこしにのる)
- 女は氏無うて玉の輿に乗る(おんなはうじのうてたまのこしにのる)
- 褐を被て玉を懐く(かつをきてたまをいだく)
- 雁の玉章(かりのたまずさ)
- 艱難、汝を玉にす(かんなん、なんじをたまにす)
「砕」を含むことわざ
- 当たって砕けよ(あたってくだけよ)
- 当たって砕けろ(あたってくだけろ)
- 肝胆を砕く(かんたんをくだく)
- 肝を砕く(きもをくだく)
- 心を砕く(こころをくだく)
- 腰が砕ける(こしがくだける)
- 心肝を砕く(しんかんをくだく)
- 肺肝を砕く(はいかんをくだく)
- 身を砕く(みをくだく)
「瓦」を含むことわざ
- 鬼瓦にも化粧(おにがわらにもけしょう)
- 珠玉の瓦礫に在るが如し(しゅぎょくのがれきにあるがごとし)
- 玉となって砕くとも瓦となって全からじ(たまとなってくだくともかわらとなってまったからじ)