糧を捨てて船を沈む
「糧を捨てて船を沈む」の意味・読み方・異形などを解説します。類句に「背水の陣」などがあります。
糧を捨てて船を沈む
かてをすててふねをしずむ
| 言葉 | 糧を捨てて船を沈む |
|---|---|
| 読み方 | かてをすててふねをしずむ |
| 意味 | 引き返す手立てを自分の手で壊し、後がない構えで敵に当たること。
楚の項羽が鉅鹿へ向かったとき、渡ってきた舟を川底に沈め、飯を炊く釜を叩き割り、三日ぶんの食糧だけを持って兵を進めたという故事から。 |
| 出典 | 『史記』項羽本紀 |
| 異形 | 糧を棄て船を沈む(かてをすてふねをしずむ) |
| 場面 | 決死の覚悟 |
| 類句 | 背水の陣(はいすいのじん) |
| 使用語彙 | 船 / 沈む |
| 使用漢字 | 糧 / 捨 / 船 / 沈 / 棄 |
「糧」を含むことわざ
- 寇に兵を藉し、盗に糧を齎す(あだにへいをかし、とうにかてをもたらす)
- 糧を捨てて船を沈む(かてをすててふねをしずむ)
- 敵に糧(てきにかて)
「捨」を含むことわざ
- 悪人の友を捨てて善人の敵を招け(あくにんのともをすててぜんにんのかたきをまねけ)
- 聞いた事は聞き捨て(きいたことはききすて)
- 聞き捨てならない(ききずてならない)
- 切って捨てる(きってすてる)
- 小異を捨てて大同につく(しょういをすててだいどうにつく)
- 小を捨てて大に就く(しょうをすててだいにつく)
- 捨て石になる(すていしになる)
- 捨て子は世に出る(すてごはよにでる)
- 捨てたものではない(すてたものではない)
- 捨て物は拾い物(すてものはひろいもの)
「船」を含むことわざ
- 磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる)
- 入り船あれば出船あり(いりふねあればでふねあり)
- 入り船に良い風出船に悪い(いりふねによいかぜでふねにわるい)
- 大船に乗ったよう(おおぶねにのったよう)
- 親船に乗る(おやぶねにのる)
- 川口で船を破る(かわぐちでふねをわる)
- 小船の宵拵え(こぶねのよいごしらえ)
- 船頭多くして、船、山へ登る(せんどうおおくして、ふね、やまへのぼる)
- 船頭のそら急ぎ(せんどうのそらいそぎ)
- 中流に船を失えば一瓢も千金(ちゅうりゅうにふねをうしなえばいっぴょうもせんきん)
「沈」を含むことわざ
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 浮き沈み七度(うきしずみななたび)
- 語りえぬものについては沈黙せねばならない(かたりえぬものについてはちんもくせねばならない)
- 気が沈む(きがしずむ)
- 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり(しずむせあればうかぶせあり)
- 沈香も焚かず、屁もひらず(じんこうもたかず、へもひらず)
- 沈丁花は枯れても香し(じんちょうげはかれてもかんばし)
- 積羽舟を沈む(せきうふねをしずむ)
- 沈魚落雁、閉月羞花(ちんぎょらくがん、へいげつしゅうか)
- 沈黙を破る(ちんもくをやぶる)
