性根を据えて掛かるについて

言葉 | 性根を据えて掛かる |
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読み方 | しょうねをすえてかかる |
意味 | どんな苦労も耐えるという覚悟をもって取り組むこと。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「性」を含むことわざ
相性が悪い(あいしょうがわるい)
相手との性格や考え方、調子などが上手く合わない。 「相性」は「合性」とも書く。
過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
人は誰でも過ちを犯しやすく、その過ちを許すのは神であるということ。「過ちは人の常、許すは神の業」ともいう。
甲斐性が無い(かいしょうがない)
積極的に物事をやり遂げようという気力がなく、頼りにならないことのたとえ。
後生願いの六性悪(ごしょうねがいのろくしょうあく)
来世の安楽を願っていながら、たちの悪いことをするたとえ。「後生願い」は、来世の極楽往生を願うこと。「六性悪」は、喜・怒・哀・楽・愛・悪の六つの感情の「六性」と「性悪」をかけていったもの。
酒飲み、本性違わず(さけのみ、ほんしょうたがわず)
酒に酔っても、その人の本来の性質は変わらないということ。
習慣は第二の天性なり(しゅうかんはだいにのてんせいなり)
習慣はいつしか深く身について、まるで生まれつきの性質のように日常生活に影響を及ぼすということ。
「根」を含むことわざ
息の根を止める(いきのねをとめる)
殺す。また、二度と立ち直れないように、徹底的に打ち負かす。
運根鈍(うんこんどん)
人生で成功するためには、運がよいこと、根気があること、物事にこだわらないことの三つが必要だということ。「運鈍根」ともいう。
枝は枯れても根は残る(えだはかれてもねはのこる)
災いや悪事を根絶するのは難しいということ。 たとえ枝は枯れても、根は土の中に残っているとの意から。
枝を伐って根を枯らす(えだをきってねをからす)
手近なところから処理していき、順次に根本まで始末することのたとえ。木を枯らす時には、いきなり根に手を加えず、まず枝を切り落として最後に根を枯らすのがよいという意から。
子供の根問い(こどものねどい)
子どもが何にでも疑問を持って、根掘り葉掘り問いただすこと。
根を詰める(こんをつめる)
寝る間も惜しんで、ある物事に没頭すること。
「据」を含むことわざ
上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
自分では何もしないで、すべて人にしてもらうことのたとえ。「上げ膳」は食事が済んで膳を下げること。「据え膳」は食膳を人の前に整えること。
後釜に据える(あとがまにすえる)
前任者がその地位や職務を退いて、誰かに受け継がせること。 「後釜」は、かまどの残り火が消えないうちにかける、次の釜のこと。
肝が据わる(きもがすわる)
どんな状況にも慌てたり恐れたりせず、落ち着いていて度胸がある様子。 「肝」は「胆」とも書く。 また、「胆が据わる」は「たんがすわる」とも読む。
肝を据える(きもをすえる)
何かを行う際、どんな結果になっても慌てふためいたりしない覚悟を決めること。
灸を据える(きゅうをすえる)
懲らしめるために、強く叱ったり罰を与えたりすること。
腰が据わる(こしがすわる)
その場所に留まって落ち着いて物事を行うこと。 また、安定した職業や地位についていること。 しっかりと腰が安定しているとの意から。
「掛」を含むことわざ
頭から水を掛けられたよう(あたまからみずをかけられたよう)
突然起こった恐ろしい出来事に、驚き恐れてぞっとすることのたとえ。
圧力を掛ける(あつりょくをかける)
権力や財力などで威圧して、相手を自分の意のままに従わせようとする。
言い掛かりを付ける(いいがかりをつける)
根拠のないことを言って、相手を困らせること。
息が掛かる(いきがかかる)
有力者の影響や支配を受けていること。
行き掛けの駄賃(いきがけのだちん)
あることをするついでに別のことをすること。また、それにより利益を得ること。 「駄賃」は、馬で荷物を運ぶときの運賃のこと。 馬子が問屋に荷物を受け取りに行く時、他の荷物を運んで運賃を得たことから。
腕に縒りを掛ける(うでによりをかける)
自慢の能力を十分に発揮しようと張り切ること。