窃鈇の疑い

ことわざ「窃鈇の疑い」(せっぷのうたがい)の意味・読み方を解説します。

言葉窃鈇の疑い
読み方せっぷのうたがい
意味確かな証拠もないまま一度だれかを疑うと、その人の行いが何もかも怪しく見え、疑いが際限なくふくらむたとえ。
「窃」はぬすむ、「鈇」はおの(斧)のことで、二字合わせて斧をぬすむ意味になる。
句の出どころは『列子』説符の話である。ある人が斧をなくし、隣の家の子のしわざだと思い込んだ。そのつもりで見ると、歩き方も顔色も話し方も、ふるまいのすべてが斧をぬすんだ者のものに映った。やがて谷を掘り返していて斧が出てきたあと、別の日にまたその子を見ると、ぬすみをしたように見えるところは少しもなかった。
近い内容の句に疑心、暗鬼を生ず・杯中の蛇影があるほか、四字熟語に窃鈇之疑もある。
例文財布が見当たらないだけで同僚を犯人と決めつけ、何気ないしぐさまで怪しんだ。自分の態度を振り返り、窃鈇の疑いだったと恥じた。
出典『列子』説符
場面疑う
使用漢字窃 / 鈇 / 疑

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