下戸は上戸の被官(げこはじょうごのひかん)
酒盛りの場では、酒に弱くて飲めない人が、酔った人たちの世話を焼かされ、まるで家来のようにあれこれ働かされやすい、ということ。「下戸(げこ)」はお酒が体に合わず飲めない人、「上戸(じょうご)」はお酒をたくさん飲める人をいう。「被官(ひかん)」は古い言葉で、主人に仕えて働く家来や使用人のこと。
酔いが回った人のそばで、しらふの人だけが水を運んだり、具合の悪くなった人に付き添ったり、帰り道を送ったりと、気配りに追われがちである。その姿を、主人と家来の関係に重ねて言ったのがこの句だ。同じ趣旨の句に、主人の草履を持ってお供をする召使いにたとえた「下戸は上戸の草履取り」がある。下戸や上戸を取り上げた句としては、[[上戸は毒を知らず下戸は薬を知らず*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3344.php]]や[[下戸の手剛*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1590.php]]もある。