「何」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 43 件
「何」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
衣、新を経ずんば何に由りて故ならん(い、しんをへずんばなにによりてこならん)
どんな品にも、おろしたての時期は必ずある。 新しい衣に袖を通さずにいて、どうして古びた衣になろうか、の意。
如何物食い(いかものぐい)
世間一般の人とは違う趣味や嗜好を持つこと。また、その人。 「如何物」は「如何様物(いかさまもの)」の略で、いかがわしいもの。ここでは、普通は食用にしないもののこと。 普通の人が食べないような物を好んで食べるとの意から。
如何せん(いかんせん)
残念ながら、いい方法がない。どうしようもない。
何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)
どちらもすぐれていて優劣をつけにくく、選択に迷うたとえ。菖蒲も杜若もよく似た美しい花で区別がむずかしいことから。
何れを見ても山家育ち(いずれをみてもやまがそだち)
大勢いる者のどれを見ても田舎育ちで、誰一人役に立ちそうにない。
何時にない(いつにない)
普段とは違っている。平生とは異なる。
幾何学に王道なし(きかがくにおうどうなし)
学びの道には、身分に応じて用意された抜け道が無い。 幾何学を手短に教えよと迫った王に、数学者が「幾何学に王道なし」と返した逸話から出た言葉。 「学問に近道なし」ともいう。
食い溜め寝溜めは何にもならぬ(くいだめねだめはなんにもならぬ)
余分に食べたり寝たりしても、時間が経てば腹も空くし眠くもなるので無駄であるということ。
酒なくて何の己が桜かな(さけなくてなんのおのれがさくらかな)
花見に酒はつきもので、酒を飲まない花見はおもしろくないということ。
精神一到、何事か成らざらん(せいしんいっとう、なにごとかならざらん)
精神を集中して取り組めば、どんな難しいことでもできないことはないということ。
天道様と米の飯は何処へでも付いて回る(てんとうさまとこめのめしはどこへでもついてまわる)
身の置きどころが変わっても、日を浴びることと米を食うことだけは離れずについてくる。 先の当てがなくても食い扶持は絶えない、という励ましのことば。
何処の馬の骨(どこのうまのほね)
出どころの知れない相手を身内に迎えるものかと、突き放していう。とりわけ縁組みの話で、生い立ちの見えないことを盾に難色を示す。
何処の烏も黒い(どこのからすもくろい)
土地を移れば何かが違うと期待しても、着いてみれば似た顔ぶれと似た有り様が待っている。器が替わっても中身までは替わらない。
何処吹く風(どこふくかぜ)
自分には関係ないものとして、知らん顔する様子。まったく気にかけない様子。
何処を押せばそんな音が出る(どこをおせばそんなねがでる)
何を根拠にしてそのようなことをいうのか、という意味。 相手の常識外れの言い分を非難していう言葉。
何方に転んでも(どっちにころんでも)
予想される二つの結果のどちらでも大きな違いがない様子。
何方もどっち(どっちもどっち)
二つのもののどちらにもよい所と悪い所があって大きな差がないこと。
何かと言うと(なにかというと)
なにかある度に同じ言動をする様子。なにかにつけて。 「何かと言えば」ともいう。
何かにつけて(なにかにつけて)
何事にもかこつけて。ことあるごとに。
何から何まで(なにからなにまで)
全て。最初から最後まで。
何某より金貸し(なにがしよりかねかし)
由緒ある家名を名乗って懐の寂しい暮らしより、金を貸す商いと見下されても蔵の詰まったほうを選ぶ。 なにがし・かねかしと、尻を揃えた言い方でからかっている。
何が何でも(なにがなんでも)
たとえどのようなことがあっても。
何くれとなく(なにくれとなく)
特にこれと決まったこと以外にも、あれこれと些細なところにまで気を配るさま。
何食わぬ顔(なにくわぬかお)
事実を知っていながら、何も知らないような顔つきをすること。またはそのような態度をとること。
何事も三度(なにごともさんど)
一度や二度の失敗であきらめず、せめて三度はやってみよということ。
何するものぞ(なにするものぞ)
一体なにができようか。たいしたことはない。 はげましたり奮起させたりするときに使う言葉。
何はさておき(なにはさておき)
他の事はひとまず後回しにして、真っ先にそのことを取り上げるときにいう言葉。
何はともあれ(なにはともあれ)
他の事はひとまず後回しにして。とりあえず。まずは。
何はなくとも(なにはなくとも)
他にこれといったものが何もなくても、そのものさえあれば十分満たされているという気持ちを表す言葉。
何分にも(なにぶんにも)
ほかにどう見ようとこの一点だけは動かない、と念を押すときに前へ置く語。 また、こちらの事情をくんで手加減してほしいと頼むときにも添える。
