「射」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 11 件
「射」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
暗中的を射る(あんちゅうまとをいる)
明かりのない暗がりで的をねらって矢を放っても、まず当たりはしない。このことから、ねらいがまるで外れてしまうことや、何ひとつ見当をつけられずにいることを表す。 「暗中」は、光がなくて暗い所の中という意味。 近い意味をもつ言葉に[[暗夜の礫*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1894.php]]・[[暗闇の鉄砲*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/984.php]]・[[闇に鉄砲*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4314.php]]がある。
一人善く射れば百夫決拾す(いちにんよくいればひゃっぷけっしゅうす)
すぐれた人がひとりいると、その働きぶりに周りの大勢が心を動かされ、自分もやろうと奮い立つことのたとえ。 弓の名手が見事に射てみせれば、見ていた大勢の男たちも負けじと弓の道具を身に着け、自分も射ようと構える。そうした場面を描いた言葉である。「百夫」は多くの男たち、「決」は弦を引く指にはめる道具(ゆがけ)、「拾」は弦が当たらないように腕に着ける道具(ゆごて)のこと。 出どころは中国の古い歴史書『国語』の呉語の巻。越の重臣である種(文種)が越王句践に、呉では申胥(伍子胥のこと)や華登が兵士をよく鍛えていると述べてこの言葉を引き、戦っても勝てるとは限らないので、へりくだって和睦を申し入れるほうがよいと勧めた。
風、破窓を射て灯火滅し易し(かぜ、はそうをいてともしびめっしやすし)
すきま風の入る粗末な家で、貧しくさびしい日々を送る暮らしぶりのたとえ。 窓の破れ目から風が入りこみ、ともした明かりが今にも消えそうになる、その住まいの情景を表したもの。 唐の詩人杜荀鶴(とじゅんかく)が、旅先で病の床についたときの心細さをよんだ詩「旅中臥病」の一句による。短く「風破窓を射る」ともいう。
眼光人を射る(がんこうひとをいる)
目つきがきわめて鋭く、その視線だけで相手を圧倒し、ひるませること。見つめられた人が、矢で射すくめられたように身をかたくするほどの迫力をいう。 「眼光」は目のかがやき、「射る」は矢を放って的に当てること。目から放たれる光を、相手に突き刺さる矢に見立てた表現。 同じ「眼光」を用いた句に、書物の奥にある真意まで読み取ることをいう[[眼光紙背に徹す*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2818.php]]があり、目が鋭く光るさまをいう四字熟語に[[眼光炯炯*https://yoji.jitenon.jp/yojie/2355]]がある。
金的を射落とす(きんてきをいおとす)
誰もがあこがれるものを、自分のものにすること。 「金的」は、金色の弓の的。 小さい的のため射落とすことが難しいことから、あこがれの的を意味するようになった。 「金的を射当てる」「金的を射止める」ともいう。
射程距離に入る(しゃていきょりにはいる)
目標の達成や望んだものの獲得が可能な状態になること。弾丸が届く距離に対象が入るという意味から。 「射程」は弾丸が届く限界の距離。
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ(しょうをいんとほっすればまずうまをいよ)
狙う相手そのものに手を出す前に、その人を立たせているものを先に落とす。 支えを失えば、当人はもう動けない。 「将を射んとせば先ず馬を射よ」「人を射んとせば先ず馬を射よ」「大将を射んとせば先ず馬を射よ」ともいう。
正鵠を射る(せいこくをいる)
物事の要点・急所をつくこと。「正鵠」は「せいこう」とも読み、要点・急所の意。
下手の射る矢(へたのいるや)
まともな人間は相手にしやすいが、無茶苦茶な人間は相手にしにくいということ。 下手な者の射る矢はどこへ飛ぶかわからないので避けようがないとの意から。 「狐が下手の射る矢を恐る」「下手の鉄砲烏が怖じる」ともいう。
的を射る(まとをいる)
物事の要点や急所をするどく正確に捉えること。 的に矢をうまく当てるとの意から。
目を射る(めをいる)
まばゆいばかりの光や色が、見る者の目に強く迫ってくること。
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