雲無心にして岫を出ず(くもむしんにしてしゅうをいず)
雲が何のねらいもなく山のほら穴からわき上がるのに似て、人の世のしがらみにしばられず、自然のなりゆきにまかせて、ゆったりと日を送ること。
陶淵明という中国の詩人が、役人の勤めをやめてふるさとへ帰るときの思いをつづった文の一節に基づく。「岫」の字は山のほら穴を指す。原文の次の句は、飛ぶのにくたびれた鳥がすみかへ帰っていくさまをえがいている。
この文の題からできた言葉に「[[帰去来*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/5826.php]]」がある。世の中の面倒ごとから離れ、好きなように日々を過ごすさまは、四字熟語なら「[[悠悠自適*https://yoji.jitenon.jp/yojic/1231.php]]」が近い。